小林よしのりが「週刊金曜日」で「嫌韓流」を批判

週刊金曜日」は購読して応援したい雑誌なのだが、貧乏暇なしの下流労働者のため、購読費と読書時間が不足して実行できないのである。
 今日偶然書店で立ち読みしたら、「嫌韓流」の流行のため、ネット上では在日韓国人に対するいじめの風潮が出ている、という記事が掲載されていた。
 また、小林よしのりの『ゴーマニズム宣言』が作品として読めたのに、「嫌韓流」は同人誌レベルだ、との指摘も書かれていた。
 
 その記事の次に小林よしのりのインタビューが掲載されていた。
「作者が作品に対するリスクを負っていない」
という見出しのインタビューである。
 小林は、山野車輪が匿名で姿を現していないことや、インターネットや2ちゃんねるといった、根拠があいまいなものをソースにしていることを批判していた。
 また、今は中国の批判をすれば売上げが上がるので、どの雑誌も反中国の記事を載せる、という苦言や、産経は読者に媚びて読者の喜びそうな記事を載せているだけ、とも言っていた。
 
 しかし、このような風潮になったのは「週刊金曜日」を生んだ戦後のサヨク的なマスコミや教育であって、そのサヨク的な雰囲気に対する反感が今のような事態を起こしているとも言っていた。「週刊金曜日」も朝日新聞産経新聞も「正論」も、読者に媚びている点では同じだ、というのである。
  
 読者に媚びないという点では、小林は
「わしの読者の中にも表面的でしか考えられない者もいる。
 わしは、時にはわしの読者を切り捨てるつもりで意見を書いてきた」
と言っていた。
  
 私は小林よしのりの意見には反対だが、筋は通っていると思ってきた。
 単なる御用文化人とは違い、アメリカに対しても反対することは反対するし、その姿勢が「新しい歴史教科書を捏造る会新しい歴史教科書をつくる会」の脱退につながった。
 現在の言論界で主流を占めているのは親米保守であり、産経グループであり、2ちゃんねる政治カテ主流派(2ちゃん世論)(呆守主義)であるが、小林はそれとは一線を画しており、そこは筋が通っているのではないか。
 
 小林よしのり週刊金曜日といえば、昔小林は週刊金曜日に短期連載していたことがある。
 当時はリベラルであり、保守反動文化人を批判していた小林を「噂の真相」が後から切りつけるという“噂真ご乱心”事件が発生。
 小林の皇族の結婚をネタにしたマンガが掲載中止となり、別の雑誌に掲載された直後のことであった。
 公開前は小林を持ち上げて応援していた噂真であったが、公開後に突然小林バッシングを開始。
 小林のマンガが思ったほど過激でなかったことで、期待していた分余計に憎さ百倍となったのでは、と私は思っている。
 朝日ジャーナル休刊号に硬派のメッセージを掲載したのを見てから「噂の真相」のファンとなり、その後何年にも渡って購読し続けていた私にとって、この「噂の真相」のご乱心は非常に残念に思ったのである。
 
 当時、小林はどちらかといえばリベラルな発言を繰り返していた。何でバッシングする必要があるのかと不思議に思ったのである。小林より、西部や桝添や栗本や渡部昇一谷沢永一石原慎太郎など、批判すべき悪者は沢山いたはずである。
 小林バッシングが開始された後、しばらくは噂真の読者欄でも、小林バッシングに対する賛成意見は載らず、数ヵ月後にようやく1通掲載されたが、それもひどい内容で、「私の好きな西部邁を批判しているから小林は悪い奴だ」といった内容。小林バッシングのためなら西部崇拝者の投書も載せるのか、と失望した。
 
 このように噂真が読者の反響もなく小林バッシングに苦戦している時、週刊金曜日小林よしのりのインタビューを載せ、小林の短期連載を開始。週刊金曜日と相互広告を載せている噂真にすれば、裏切り行為である。この時の感情のもつれが、後の噂真の「本多勝一」「買ってはいけない」「週刊金曜日」バッシングにつながったのではないか。
 
 しかし何でリベラル派は内ゲバするんだろう。元々少ないのに、ますます減ってしまう。
 
 何で横道にそれてこんなことを書き出したのだろう。
 思えばあの頃の私は鬱屈した感情を抱きながらもギラギラしていた。
噂の真相」は毎月愛読しており、「噂の真相」に掲載されていた記事の世界に染まっていた。
噂の真相」は当時の私を象徴するような雑誌であり、だからこそ思い入れが強いのである。愛憎二面性を持つ、といったところか。
 だからついつらつらとあの頃を思い出して書いてしまった。
 もし当時、ブログや2ちゃんねるがあれば私はどんなことを書いていたろう。
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  http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060630/p2
  
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◆愛を知らなければ 「週刊金曜日」2006年6月23日号
  http://revolt.cocolog-nifty.com/love/2006/06/2006623_d84c.html
 この記事では小林インタビューには触れられていません。
 kaziti様は小林インタビューについてどう読まれたのでしょうか。
 
 さらにこの記事には、興味深いコメントが寄せられていた。

板橋の事件で、少年の家族が一家揃って創価学会員だったことと、犯行の直接の動機が父親から「信仰心が足りない」と叱られて虐待された事実が書かれていなかったことです。
私はこの事件の原因の一つに、カルト宗教が持つ狂信的な集団ヒステリーみたいなものが絡んでいると思っているのですが、記事はそのあたりに触れておらず物足りないものでした。もしかしたら、父親の暴力も宗教的な理由が原因だったかもしれないというのに……
一家が学会員だったことと、「信仰心が足りない」の件は警察発表でマスコミ関係者には周知のはずですが、週刊金曜日ですら創価学会に屈して"自粛"してしまうとは忸怩たる思いです。是非とも、kazitiさんには創価学会のタブーにも切り込んだブログを書き続けてほしいと思います。

 あの一家は某カルト宗教員だった!な……何だって!?
 ニュースで、犯人が中国や韓国籍だと結構大騒ぎになりますが、このカルト宗教員だとタブーになってしまうんですか。げに恐ろしき某カルト宗教!
   
◆@レディーでもホストでもココがお前の墓場DEATHよ! ■はい馬鹿発見
  http://d.hatena.ne.jp/amegriff/20060514/1147560877

こういう馬鹿なでっち上げがたくさん詰まった本なので、歴史に詳しい人は逐一検証しておくとおもしろい。

そう言うわけでこのトンデモ本で「知らなかった事実が〜」とか言ってるのは単なるバカです、中学生程度の歴史の知識もない阿呆です。

無知は罪だ、無知と言うのは物事を知らないことではなくて、物事を知ろうとしないことだ。

この程度の誘導に引っかかるなら「論理的」とか言い出さないことだな(´ー`)馬鹿なんだからさ

s(・・;) 『嫌韓流』が売れるのは、日本人が馬鹿になってきている証拠!
 
反戦な家づくり お詫びと訂正 濱田雅行氏について
  http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-142.html

正直、私のこのショボいブログに、わざわざ内容証明で抗議をしてもらえるとは思ってもみなかった。週刊新潮でもなく、同じブログでも何万アクセスの有名ブログでもない、こんなブログでも結構見られているんだなあ、と変に実感した次第。

またそれ故に、エントリーに書くことには、充分注意する必要がある。今回の件はそういうものではなかったが、フリージャーナリストの記事に対して巨額の訴訟をおこすということが増えているらしい。
信頼に足る情報か、どういう言い回しで表現するか、そうしたことも考えながらエントリーを書く必要はあるようだ。

今回のことは正直ビビッたけれども、訂正するべきは訂正し、あやまるべきはあやまり、しかしそのことで、何もかも足がすくんでしまうことなく書き続けていこうと、改めて思う。

s(・・;) 表に法的圧力、裏に荒らし。集団ヒステリー化するネット世論。“良識的”なブログを書いていくことには十分な注意が必要です。
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  http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060630/p2 
  

Wikipedia「ゴーマニズム宣言」より

■[メディア・リテラシー]小林よしのりが「週刊金曜日」で「嫌韓流」を批判
  http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060627/p1
を加筆・推敲するために少し検索してみると、ウィキペディアの「ゴーマニズム宣言」の項に当たった。
「中立的な観点:この記事は、中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、あるいは議論中です。そのため、偏った観点によって記事が構成されている可能性があります。詳しくは、この記事のノートを参照してください。」
という注釈が冒頭にあるのでその点考慮する必要があると思うが、なかなか詳しく分析している。
 この説明文は、この後編集されて代わっていくかもしれないので、現在の説明文の中でこれはと思う部分をここに保存し、感想を述べておこうと思う。
  
ゴーマニズム宣言 出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0%E5%AE%A3%E8%A8%80
 
変遷 「ゴー宣」誕生 より

天皇家を巡る周囲の姿勢に対して「天皇家に真の自由と敬愛を!」と批判を加えた回は当初SPA!誌での掲載を拒否され、後にガロで掲載された。その後、扶桑社から発行された単行本には収録されている。

 しかし何でSPA!での掲載が拒否されたのだろう。あまりにも過敏すぎた反応では?
 
オウム真理教とそのシンパとの対立 より

1995年、SPA!誌上でのオウム真理教擁護の動きに対し、〓師一彦編集長や宅八郎松沢呉一らと対立。オウムへの疑念と警戒を強める小林に対しSPA本誌は宅と上祐史浩とのインタビューを載せるなど雑誌内での両者の意見の乖離が原因である。

『教科書が教えない小林よしのり』で中心テーマになっていた事件。
『宝島30』が参戦、小林擁護・SPA!批判を繰り広げた。
 宅八郎と〓師は『教科書が教えない小林よしのり』の対談で、『宝島30』が表紙に
“オウムの大罪、SPA!も同罪!”
と書いていたことに触れ、「これはすごいやり口だ」と言っていた。
 私はこの対談で紹介されていたこのフレーズが印象に残り、確かこのブログでも以前
“○○の大罪、××も同罪!”
というフレーズを使ったはずであった……が、今検索すると出てこない。
 或いは、melma!blogからの引っ越しの際に転載が間に合わず失われた部分に使っていたのだろうか?
 ともかくこのフレーズは私にとってインパクトあったので、今後も使っていくつもりである。
例)合同結婚カルト宗教の大罪 祝電を送った政治家も同罪!
  某カルト宗教政党の大罪 それに野合している政党も同罪!
(この項、他の人物 ウィキペディアより)
〓師一彦 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A4%E3%82%8B%E5%B8%AB%E4%B8%80%E5%BD%A6
宅八郎 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%85%E5%85%AB%E9%83%8E
松沢呉一 http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%9D%BE%E6%B2%A2%E5%91%89%E4%B8%80&action=edit
切通理作 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%87%E9%80%9A%E7%90%86%E4%BD%9C

教科書が教えない小林よしのり

教科書が教えない小林よしのり

 
 週刊金曜日インタビューで、今度の『わしズム』に、切通理作が書いている、という発言があった。
 そういえば「新しい歴史教科書を捏造る会新しい歴史教科書をつくる会」立ち上げの際、噂の真相が書いていた内幕。
 小林よしのり切通理作に入会を勧めに行ったが、切通は泣いて入会を断ったという。
 その後切通は『世界』か『現代』かどちらか忘れたが、当時勢いのあった藤岡信勝宮台真司をまとめて批判する論文を掲載。この勇気ある行動に私は驚いてしまった。当時勢いのあった右とリベラルの二大論客を同時に批判するのだから、他人事ながら切通のその後が気になった。しかしその後も生き残って今こうやって小林と仲直りしているわけである。殺伐とした言論界には珍しい、ええ話である。
   
歴史教科書問題を巡って より

『新・ゴーマニズム宣言』において従軍慰安婦問題への疑問を発表した。それをきっかけに反日派や人権派の激しい批判を受ける。その一方で自虐史観に対して憂えていた人達からは熱狂的支持を受ける。加えて小林の反権力的意見に共感していた読者の一部はこれを機会に離れていった。

 私は“噂真ご乱心”事件がきっかけで小林が反動に転じたと思っていたが、どうやらその後も薬害エイズ事件にかかわっており、その後、ボランティア運動が戦争責任問題に取り組もうとしたことを批判したことが直接のきっかけになったようだ。
 
『新ゴーマニズム宣言スペシャル・戦争論』シリーズ より

つづく『戦争論2』では同時多発テロを非難するならばアメリカの空爆も非難されるべきだと問題提起。それまで小林の言動を支持していた親米保守派の中から、一転批判に転じる者もあった。小林も親米保守派をポチ保守と批判し、これ以降「真正保守」の立場から反米の立場を取る。

イラク戦争後に発売された『戦争論3』では、さらに反米色を強め、アングロサクソンの歴史的残虐性を指摘。日本とアメリカの対決は運命であったと主張。戦争論シリーズはこの3をもって完結。 イラク戦争に関しては、アメリカ追従の言論人を批判し、独立自尊の精神を持てと主張している。それにより親米派が大半である保守系右派の言論人と袂を分かち、手厳しく批判している。

反米保守(真正保守) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E6%AD%A3%E4%BF%9D%E5%AE%88

反米の姿勢が特に顕著に現れている面として、イラク戦争侵略戦争と認識、対米従属を懸念する。この点は、保守であってもイラク戦争を支持・肯定する立場とは相容れない部分であり、親米保守との大きな対立点となっている。多くの保守派がイラク問題において対米従属になびいていると批判し、反米こそが真正保守であるという人もいる(西部邁など)。

親米保守ポチ保守)派との対立から、正論や諸君!などの保守系雑誌やメディアへの出演は少なく、右翼・親米保守陣営からは、「左翼」と、左翼・革新陣営からは、「右翼」と認識されていて、言論界でも、孤立的傾向にある。しかしながら、ゴーマニズム宣言シリーズのベストセラーぶりから、国民には支持層が厚いという見方も多い。
蔑称としてエセ保守という言い方がある。これは行き過ぎた反米ゆえ、親中派と見做されやすい事が起因すると思われるが、これに対しては「二極的な思考しか出来ない者の空虚な論」と斬って捨てて反論している。
またその鎖国的主張から、「現実を見ていない」と批判されているが、これに対しては「安易なリアリズムに堕す事を善しとせず、現実と葛藤しながら理想を追求するのが本道」と反論が上がっている。

親米保守ポチ保守) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%81%E4%BF%9D%E5%AE%88

日本独自の国家戦略を打ち出すのではなく、米国の戦略に付き従うべきと言うのが基本的な思想である。

米国は対日戦勝を日本に自由と繁栄をもたらしたと見なしており、親米であっても太平洋戦争を自衛戦争と見なす立場とは相容れない部分がある。米国内では政治家の靖国神社参拝などを警戒しているグループもあり、将来的には、米国との間で歴史評価において対立を孕む可能性があるが、現在は顕在化していない。

保守系雑誌やメディアへの出演も多く、政界でも強い力を持っている。反米保守派とは、今までは同じ保守派として革新・左翼陣営と共闘することが多かった。しかしイラク戦争以降は、対立が前面化し反米保守は親米保守 を似非保守やポチ(アメリカの犬という意)などと非難している。

親米の立場を取る保守主義者に対する蔑称として、ポチ保守がある。

漫画家・小林よしのりが考案したとされる。由来は不明だが、日本では、犬の愛称として「ポチ」という名前をよく使用すること、小林が「ポチ保守」として批判する論者を彼の作品中で時折人面をもつ犬のように描くことから、親米の立場を取ることを飼い主に無制限に服従する犬になぞらえたと推察される。類似の表現として、社会学者・宮台真司が考案した「対米ケツ舐め」という蔑称もある。ただし、戦前から戦後にかけて、米内光政・吉田茂岸信介らの親米派が「アメリカの犬」「米英の走狗」と罵られていたことから、「単に犬をポチと言い換えたに過ぎない」という評もある。

 ポチ保守2ちゃんねる政治カテ主流派(2ちゃん世論)であり、現在のネット世論の主流派であると思う。
 現実の政治でも主流派であり、要は長いものには巻かれろということで、一番旨みがあるのである。
 産経グループや『正論』『諸君!』『WILL』や宝島系など、一番発表媒体に恵まれている。
 また、書店でも『嫌韓流』を始めとしてこの系列のクズ本が山積みされて売れている。
 ある程度才能がなくても、親米保守におもねった文章を書いていれば発表媒体には困らないし、本も売れるのであり、非常に旨みがある。「プロ2ちゃんねらー」「サヨク・ウォッチャー」なる珍妙でふざけた肩書きでもネコでもシャクシでもクソでも本が出せ、雑誌に掲載されるのである。
 その点で最も軽蔑すべきグループである。
 その実態は、国民は文句も言わず国家の無茶な命令に従うような愚かな(呆けた)状態に保っていればいいといいう立場、という意味で、『呆守主義』とでもいうべきものである。
 保守からニンベンを取った『呆守主義』という新しい呼び名を親米保守の蔑称として提唱したい。
 
『新ゴーマニズム宣言スペシャル・沖縄論』 より

「左翼勢力が強い」沖縄では、作家目取真俊など小林の見方を批判する評論が多いが、「自称保守派に対しても手厳しく批判の姿勢を緩めない」小林の主張に共感を寄せる県民も少なからずいるようだ。

 私も、上で批判した「呆守主義」は絶対に許してはならないと思っているが、小林など反米保守・良識派保守については筋が通っていると思っている。
 
番外編シリーズについて より

噂の眞相』と対決姿勢をとっていた頃、同誌に連載を持っていながらも小林に対しては同情的であった本多勝一編集委員を務める『週刊金曜日』に「よしりん仮面」と題して短期連載。日本の左翼の中でも過激な者が多い読者層だけあって抗議も殺到。後に本多とは南京大虐殺を巡る主張や態度などから敵対する事になる。これらの作品は後に刊行された単行本に収録。

 私は「よしりん仮面」は面白いと思うのだが。何で抗議が殺到?
 私も結局、週刊金曜日や噂真の読者の主流派とは意見を異にするということか?
 私自身は自分を護憲派・リベラル派だと思っているのだが、多くの護憲派・リベラル派・日本共産党支持派ブロガーからは仲間だとは思われていないのかもしれない。結局このブログもお気に入り登録や言及はおろかアクセスすらほとんどないのだから。
 
小林の理論姿勢について より

その為か、安易に考えをコロコロ変える人間に対しては、例え意見は同じでも、その人間性に対して徹底的な軽蔑ぶりを見せ、逆に相反する意見の持ち主でも評価する所は評価する姿勢を見せる。その姿勢は個人的に親しい人間に対しても例外でなく、かつて対談して評価した事もある石原慎太郎の親米主義に対して最近では石原に対して批判的な姿勢を見せるほど、安易な馴れ合いを拒んでその相手との絶縁覚悟の主張を行う事も度々である。一方かつては批判の対象としていた西部とは再び接近している。
従軍慰安婦問題がきっかけで左翼と人権団体への激しい批判を行う事がしばしであったが、その側の人間に日本の伝統文化を守ろうとする者が多い事実も認めており(日本では一部の過激派を除いて真性の左翼思想が完全には浸透していないが故の見方もある)、その破壊を加速させているアメリカニズムに肯定的な親米保守に対する批判を強める要因となっている。

 こういった姿勢については共感できる。

構造改革に対しても日本人の勤勉さや日本の伝統的な慣習を否定し、外資への売国行為として極めて批判的であり、昨今の社会的弱者切り捨てとも言える政策に対する警鐘を鳴らしている。とりわけ小泉政権下での「聖域なき構造改革」には、「アメリカとの心中」と断罪を下し、完全否定の姿勢をとっている。ライブドアをめぐる騒動の発生後には、一連の騒動の背景として小泉政権下の構造改革を挙げ、激しく攻撃している。が、当の小林が反対意見の根拠や具体的な対応策、さらには「反小泉改革」のための具体策を全くと言っていいほど出していない事から、単なる批判の垂れ流しとみなされる事も少なくない。
一方、小林が構造改革によって破壊されつつある伝統の一例として引き合いに出している終身雇用などの日本の雇用慣行は実際には戦時の国家総動員体制に端を発する慣行である。また小林は終身雇用の破壊が若年層の失業問題の原因であるかのように論じているが、実際には終身雇用はかえって若年層の新規採用に負の影響を及ぼすという指摘もある。

 このブログで「21世紀型階級制社会」というカテゴリを設け、格差社会について研究したいと思っている私としては、興味深い記述である。
 私としても、この小林の考えに賛成である。

新しい歴史教科書をつくる会を脱会したとはいえ、いまだ自由主義史観の文脈の中にいるため、八木秀次や、中川八洋渡部昇一らの書物の入り口になっていることは、反対派も肯定派も否定は出来ないであろう。一方、小林は大東亜戦争(太平洋戦争)をめぐる歴史認識に関しては、保守的と見られるいわゆる司馬史観に対しても自虐史観として攻撃しており、保守派と言われる人々の中にも秦郁彦山本七平など、小林とは大きく異なる認識を持つ者が少なからず存在することも事実である。

 この点は許せない部分である。

左翼(サヨク)の概念が曖昧であり、ただ自説に不利な資料を提供している者を、共産主義と無関係なのに関わらず、サヨク呼ばわりしている面もあるという意見がある。資料の取り上げ方が恣意的であるとする批判もある。

 ブログで良識的な意見を書くと、時に“サヨク”と悪口を書きに来る荒らしが来るが、その時に思い出したい記述である。
  
余波 より

『新・ゴーマニズム宣言戦争論』の影響下、大手出版社(小学館、扶桑社、PHP研究所文芸春秋社展転社草思社)などが、南京大虐殺従軍慰安婦に関して小林と近い意見の出版物を相次いで出版している。また、インターネットでもそれに賛同する意見が多く見られる傾向にある。

 これは許せない点である。悪の道に堕ちてからの小林のプロパガンダのせいで、多くの若者が悪の道に洗脳されてしまった。

相手との論戦において、非常に厳しい攻撃を漫画の絵で表現することが多い。ロフトブックス編『教科書が教えない小林よしのり』は、醜く描かれた側からの反論の一例である。『教科書が教えない小林よしのり』では、玄田生山本夜羽音)によるパロディ漫画「逆ゴーマニズム宣言」で、小林の手法をそっくりそのまま反転させた。
ゴーマニズム宣言では、小林は美男子ではなく、注射を打たれた病人として描かれ、とりわけの美女に小林には画かれているカナモリ女史は、玄田筆によると、眉だけの高慢の女として画かれる。…玄田氏に掛かると、新しい歴史教科書をつくる会の面々が「知的ルサルチマン」とされ、妖怪じみた物に描かれる。

 この「逆ゴーマニズム宣言」は面白い。

最近では親米保守派とされる言論人を猿に描き(モデルの特定可能)、「ウキャー 民主主義ダー」などのセリフを語らせて批判。これに対してモデルとされる言論人等が月刊誌などで小林を激しく批判、またしても泥仕合になる。以後、小林は特定の人物達を先の上杉同様にベタ塗りで描くと宣言。

 文章だけと違ってマンガは非常に攻撃力が大きいことが分かる。
「竹やりで戦っていた言論界に核兵器を持ち込んだ」
という形容は言い得ている。
 マンガのイメージ戦略に対して、リテラシー能力が必要である。

2004年に起こったイラク日本人人質事件に対してマスコミやネット等からの、当の人質となった人間や家族の言動に対する激しいバッシングが沸き起こった一件に対して、『わしズム』vol.11に掲載されたよしりん企画社員の時浦兼との対談において日本本来の国民性を損ねる行為であるとして厳しく批判し、その後、わしズム掲載分の対談に新たな語りおろしを加えた対談本『ゴー外!! 1』(アスコム刊)を緊急出版した。問題の人質関係者や左翼と呼ばれる(それを自称する)人間の主張にも批判も行いながらも一面理解を示すなど、思考の柔軟性を損ねて事の本質を見誤る危険性に対する警鐘を鳴らした。

 これはなかなか立派な姿勢である。
 あのバッシングを行った中心は2ちゃんねる政治カテ主流派(2ちゃん世論)である。
 私はネット右翼があまり小林を好きではないのではないかという疑問があったのだが、その原因はここだったのか。 逆に言えば、2ちゃんねるにこびている連中は骨がないということである。
 

 
s(・・;) 時間もないのにまた長々と。
     思えば噂真にしろ小林よしのりにしろ、私の過去のある一時期を大きく占めていたテーマでした。
     その落とし前といいますか、あの頃をしのんでのプレイバック期間でした。
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月よお前が悪いから  PARTY IS THE END....
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■「2ちゃんねる」を警視庁・生安が経済事犯で内偵中?
■誰が「2ちゃんねる」を利用しているか(6/27)

2ちゃんねる」の「ニュース速報」板で、安部晋三統一協会の関係に言及するスレッドが丸ごと削除された模様。

 おおっと、早速あのフレーズが使えるではないか!では、いきますぞ。
  
 カルトの大罪、2ちゃんも同罪!
  
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