日の丸・君が代アンケート結果

■[覚え書き][アンケート]国旗・国歌を強制する国と拒否の自由を認める国
  http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060531
のアンケート結果を報告します。
 
 最近ブログにかける時間が少なくなってきたため、アンケートの実施は今後あまりできなくなると思います。
 アンケートは実施や集計に時間がかかるためです。
 そういった意味で、今回のアンケートはひとまず一区切りを打つアンケートとなります。
 
 さて、今回のアンケートを考察するにあたり、アンケートの質問文を変えた方がよかったと思い直しました。
 
「あなたが住む国は、国旗・国歌を強制する国と、拒否の自由を認める国のどちらであってほしいですか」
 
というのが今回の質問文だったのですが、これが本当は
 
「日本は、日の丸・君が代を強制する国と、拒否の自由を認める国のどちらであってほしいですか」
 
とした方が良かった、と思ったのです。
 というのは、世界的に見て国旗・国歌に敬意を表すのは一般的であって、この一般慣習まで否定するのではない、ということを明らかにして、日本の個別事情に焦点を当てるべきだったと思ったからです。
 
 上で述べた“日本の個別事情”こそ、アンケート出題の際に私が書いた

 問題点を整理すると、日の丸・君が代の強制に反対する人々は、どの点を問題視しているのか。
 ここが問題となってくる。
 その部分に焦点を当てて考える必要がある。

ということなのです。
 
 この件に関する私の考えは、前回の記事
■[覚え書き][アンケート]国旗・国歌を強制する国と拒否の自由を認める国
  http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060531
で前提条件を述べました。
 また、上のエントリーでは、私の共感できるブログ記事をリンクさせて頂きました。
 以下の結論は、上のエントリーで述べた前提条件や、リンクさせて頂いたブログで書かれたことを踏まえての結論となります。
  
▼CLick for Anti War 最新メモ ■民主主義の敵・東京都教育委員(@∀@)
  http://d.hatena.ne.jp/claw/20060607#p3
「・・・どうやら東京都教委は、この国の民主主義を根っこから破壊するつもりらしいが(@∀@)デキッコナイス!」
 
 つまり、今現在日本で日の丸・君が代を強制しようとしている連中がどう考えても軍国主義的であるということです。彼らの目指すところはダイトーアセンソー当時の軍国主義体制の復活であり、そういった邪悪な陰謀は何としても防がねばならない。
 そこで、坊主憎けりゃ袈裟まで憎し、ということで、外国では一般的となっている習慣にも抵抗があるということです。
 日の丸・君が代に反対する人に対して色々言っている自称愛国ブロガー達は、その厳しい姿勢を日の丸・君が代を強制している連中にこそ向けるべきなのである。
 
◆≪とらばアンケート部門 結果報告≫◆

★あなたが住む国は、国旗・国歌を強制する国と、拒否の自由を認める国のどちらであってほしいですか

 こちらのページで報告させて頂きます。
■s(・・;)独裁制をぶっこわそう!2006年6月のアンケート
 http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060630/p1
 
◆≪クリックアンケート部門 結果報告≫◆

☆あなたが住む国は、国旗・国歌を強制する国と、拒否の自由を認める国のどちらであってほしいですか
  
国旗・国歌を強制する国であってほしい      (17票) 26%
国旗・国歌の拒否の自由を認める国であってほしい  (41票) 62%
その他          (8票) 12%
 
 開始:2006年05月31日/締切:2006年06月08日18時

【コメント】
1)2006年06月01日21時20分46秒 お名前:現場から
 先日、東京都で卒業式を妨害した元教諭に有罪判決が出ました。まず結論から言うときわめて妥当な判決だと思われます。
 さて、我々の同業者の中には何か大きな間違いをしている人が多く見られるのはきわめて残念なことです。
 まず、これらのことをいう人は必ず「信条の自由」といいますが、考えてみてください。「信条の自由」があるのはサービス受益者の児童・生徒・保護者であり、決して教諭ではありません。さらに、我々教諭は地方公務員法で「上司(校長、教頭)の職務上の命令には従わなくてはならない」とあります。我々の任命権者は都道府県知事であり、その命令には「従わなくてはならない」わけです。それを理解した上で「信条の自由」というならば、職を辞した上でどうぞ自由を満喫してくださいということになります。

 この種のことをいうのはだいたい40代後半から50代の「管理職になり損なった教諭」と相場が決まっています。(教頭、校長がこんなことをよもやいうわけがありませんし)

 この選択肢ですが私ならこうします。

A)全ての国民が国や国歌に誇りを持てるような公教育がある国。
B)全ての国民が国や国歌に誇りを持てないような公教育がある国。
C)その他

もうすぐいわゆる「デモしか教師」は定年退職を向かえます。その後は厳しい倍率をくぐり抜けた教師が第一線となります。そのときこそが真の教育改革元年だと言えます。
●その他
 
s(・・;) 
「「信条の自由」があるのはサービス受益者の児童・生徒・保護者であり、決して教諭ではありません。」
ということですが、それならば、“サービス受益者の児童・生徒・保護者”には日の丸・君が代に反対する権利があるということなのですね。私も教育委員が児童・生徒・保護者に日の丸・君が代を強制することはできない、という意見には賛成します。
 冒頭の判決のことですが、とらばアンケートに回答を寄せて下さった『不条理日記』様を始め、
  http://himadesu.seesaa.net/article/18653268.html
ネット上では当日の様子などが公開されています。
 当日の様子などを見ると、決して「きわめて妥当」とは言えません。
 問題は軍国主義復活を目指して日の丸・君が代を強制している(この国の民主主義を根っこから破壊するつもりらしい@▼CLick for Anti War)連中をどう見るか、です。
“全ての国民が国や国歌に誇りを持てるような公教育”にするためには、このような連中を教育から外すことが先決。 あろうことか天皇陛下直々に「強制は良くない」とたしなめられた“君側の奸”の狂育委員は辞職するべきであろう。
 この“君側の奸”の狂育委員こそ裁判にかけて辞職させるべきなのです。
 そうなっていないことが日本が軍国主義に向かっている証拠なのです。
 
2)2006年06月01日21時39分14秒 お名前:木村哲夫
 藤原正彦さんが、愛国心より祖国愛を、言うてはりますが 一応納得、でもその前に郷土愛 家族愛 自己愛 な訳で、問題は 愛というのは、執着を伴うわけで だって 愛の極地はストーカーだったりするわけ。国家的ストーカーが戦争だし、「あんたの為に・・・」イラク満州ベトナムも。つまり愛よりも慈悲心なのです。
 そこで提案!日の丸をいやな人は、逆日の丸「赤字に白くの旗」を玄関に立てよう!赤字国債の国にふさわしいじゃないすか!そして君が代の代わりに「白味があ 酔うわあ 腸に 八百長にいい 散々脳 意思の 祝おうと 成田」と唄います。「白味だけの玉子酒に酔い 下痢をして 八百長の目にあって負けて 脳みそが溶けて やけくそになって祝う気持ちになって日本を捨てて成田から国外脱出する、という意味です。ああ しょうもな!
●国旗・国歌の拒否の自由を認める国であってほしい
 
3)2006年06月02日09時13分48秒 お名前:ぽち
 なんで天皇賛美の歌が国歌なんだ。なんの疑問も持たない方がおかしい。●
 
4)2006年06月02日09時27分42秒 お名前:bnk
 強制とか拒否じゃなくて、今の国歌と国旗になんだから。
 オリンピックなどの世界大会で国旗掲揚君が代が流れることの感動を味わえないの?
 じゃあ、お前ら日本から出て行けよ。
 お隣の半島にでも行ってればいいじゃん。
 
s(・・;) 前回アンケート提出時のエントリーと今回のエントリーで書きました。
 軍国主義独裁が好きな方こそお隣の半島に行けばいいのです。
 
5)2006年06月02日12時57分06秒 お名前:くらえす
 すみません。日本国の国旗と国家って日の丸と君が代に法的に決まったんでしたっけ?
 慣例的に使用してると珍しい国だって習ったんですけど、、、
 
6)2006年06月02日21時02分45秒 お名前:岡本一番
 bnkさんの意見に賛成。
 日本人の多くの方が
 米国を好きなので
 半島+米国へ行って下さい。
 
7)2006年06月03日14時55分17秒 お名前:池田公彦
>くらえすさん。
 昔はそうでしたね。私はそっちの方が好きでした。でも、「法律上何の根拠もないから、日の丸、君が代は国旗、国歌として認めない!!」なる珍説も当時良く言われていました。そのため制定されたようです。
>ぽちさん
 そういう紋切り型では「“天皇=即、悪”の公式に何の疑問も抱かない方がおかしい」と簡単にやられちゃいますね。
 あまり書かれていない視点のようなので少し書き込みますが、この「国家と個人」の問題、公徳心と利己主義の問題でもあるんですね。
 同じ日本国の国民として他の日本国民に対して責任がある(他の国民とは、これから生まれる赤ん坊も、既に死んだ先祖も含みます)という事です。この事の象徴としての「国旗、国歌への忠誠」という面もあるんですね。(この点からみれば“公徳心の否定”の“自由”など、なん人にも与えられません。)
 日本では何故か「愛国的左翼(サヨク)」は皆無です。欧米では(例えばイラク戦争反対の時など)デモでよく自国の国旗を振って時の政府に反対している方を見かけます。(日本ではありえませんね)
 アナーキストであっても「政府(権力者)否定」であって、その土地の共同体のアイデンティティーのあり方には敬意を払うべきものと考えられているようです(というか、払うからこそ、権力者にNOなんだろうね)。
 サヨクこそ「国旗、国歌」の元に「政府にNO」を言うべきなのですが・・・・。
 日本国に対して「日本否定の自由を認めて欲しい」って、それは無茶すぎます。日本国に保障されて、安心して“反日活動”したいのですか?
 国家公務員にそんな自由はありませんよ。「私塾」で行ってください。私塾では国旗焼き放題です。ご自由にどうぞ(この権利?は保障されています)。
「俺様はこの豊かで自由な国で甘い汁を吸いまくる。だけどこの国を豊かで自由にした先達者には敬意も払わず、この国の将来のためにも何もしない。自分さえ気持ちよければいい。俺様がこの世で一番偉いから国旗にも国歌にも敬意を払わない」こんな人間で「いる事」の自由などありませんよ。当然、何らかの(広義の)“強制”があってしかるべきでしょう。
 
s(・・;) 平和や民主主義の下で自由に暮らしているはずなのに、その平和や民主主義には敬意を払わず、日本に軍国主義独裁制を復活させようとする連中を支持している連中にこそ厳しい批判を向けるべきなのです。
 
8)2006年06月03日15時29分16秒 お名前:池田公彦
 長くなるので分割。参考資料をどうぞ。
 
朝日新聞03年8/13「ナショナリズムを問い直す」より
「世界価値観調査」(電通総研が各国研究機関と共同で5年に一度実施しているもの)
「自分の国に誇りを感じるか」YES 54.2%
74カ国中71位(低っ。ちなみに韓国78.3%55位、中国78%56位、米国94.3%15位、フランス84.3%47位、英国82.7%50位)
「戦争が起きたら進んで国のために戦うか」YES15.6%。超ぶっちぎりの59か国中最下位。(ちなみに米国63.3%36位、フランス58.6%41位、中国89.9%4位、韓国74.4%20位、スエーデン85.4%10位)
一方、国に対しての要求は。
「国民皆が安心して暮らせるよう国はもっと責任を持つべきだ」YES65.7%世界的にみてとても高い数字。
 
以下、私の分析。
 日本は既に危険水域に達しているのでは。共同体として崩壊しつつある。「自分さえ良かったらそれで良い。先祖も子孫も関係ない」
 日本人は、国民としての義務も責任感もない。「無い」が、自立して自分の生活は自分でナントカしよう(ある種の健全な個人主義に基づく反国家志向)という気もない。
 まさに「パラサイト・ナショナリズム」。
「国旗、国歌に対しての“忠誠”表明」がこの現状を変えるきっかけとなりうると私は考えます。
 国旗、国歌を通して、我々、日本国民の責任を思い出すのです。
 
s(・・;) 「国旗、国歌に対しての“忠誠”表明」がこの現状を変えるきっかけとなるかどうか。
 むしろ、大東亜戦争中のように、滅私奉公で軍国主義に走ることになりはしないか。
 公共心に対しての危機感は確かにありますが、それの解決は決して“国家主義の強制”では得られません。
 私はむしろ、民主主義の後退が気になります。
 
9)2006年06月04日01時31分53秒 お名前:ひろき(H.O.)
 まあ、やれと言われれば、やるしかないこともあるかなと思います。
●国旗・国歌を強制する国であってほしい
 
10)2006年06月04日14時47分29秒 お名前:limit
 そもそも国が公教育を行う過程において、国の象徴に対しての敬意を教育することは当然です。
 国の象徴と現在の国の統治者は必ずしも一致しません。この国は人民主権ではなく国民主権です。
 
11)2006年06月06日02時27分16秒 お名前:レスしておこう
>>池田公彦さん
 戦後のナショナリズム否定風潮は、戦中の超ナショナリズム強制の反動からなるのである。
 事象を現時点だけで判断すべきではない。マクロ的に捉えなければダメだ。
 逆説的になるが、「超ナショナリズム強制」がナショナリズム否定風潮を生んだのである。
 その反省からはじめなければ解決しない。
『日本は既に危険水域に達しているのでは。共同体として崩壊しつつある』が事実かどうか疑問が残るが、仮にそうであっても、
「国旗、国歌に対しての“忠誠”表明」だけで解消されるものではない。
 
>国旗を振って時の政府に反対している方を見かけます。(日本ではありえませんね)
 
 日の丸・君が代に反対すれば、「日本否定」というのも単純すぎる。
 戦時中、日の丸は侵略と強権のシンボルとして一般の中国人を震え上がらせた。日中国交正常化時に空港に掲げられた日の丸を見て卒倒した老人もいた。日本社会の進歩を目指す勢力が、そんな民族の恥である日の丸・君が代をふって活動するわけがない。
 日の丸・君が代に賛成する者こそ、愛国心が欠如しているか、よく言えば単なる無知なのだ。
 
『俺様はこの豊かで自由な国で甘い汁を吸いまくる。だけどこの国を豊かで自由にした先達者には敬意も払わず、この国の将来のためにも何もしない。自分さえ気持ちよければいい。俺様がこの世で一番偉いから国旗にも国歌にも敬意を払わない』
は、こうお返ししておこう。
『俺様はこの豊かで自由な国で甘い汁を吸いまくる。だけどこの国を豊かで自由にするために犠牲となった中国・朝鮮人にには配慮もせず、侮辱と蔑視を続ける。自分さえ気持ちよければいい。日本がこの世で一番優れているから、劣った隣国は見下す』
 
>>現場からさん
「信条の自由」は憲法で規定された、国家が国民すべてに与えられなければならないもの。
 勿論そこには教諭も含まれるのは言うまでもない。地方公務員法憲法の下位法であって、憲法に基づかなければならない。それは憲法の前文に規定されている通りである。したがって、
「信条の自由」に反する職務命令は無効とすべきであろう。
 
 また、民族の恥である日の丸・君が代を公教育で強制することは、
「B)全ての国民が国や国歌に誇りを持てないような公教育がある国」になってしまうのではないですか。
 
s(・・;) 
●逆説的になるが、「超ナショナリズム強制」がナショナリズム否定風潮を生んだのである。
 その反省からはじめなければ解決しない。
●日の丸・君が代に反対すれば、「日本否定」というのも単純すぎる。
●「信条の自由」は憲法で規定された、国家が国民すべてに与えられなければならないもの。
 勿論そこには教諭も含まれるのは言うまでもない。地方公務員法憲法の下位法であって、憲法に基づかなければならない。それは憲法の前文に規定されている通りである。したがって、
「信条の自由」に反する職務命令は無効とすべきであろう。
 
 誠にその通りです。今後もご発言お願いします。
 
12)2006年06月11日19時08分05秒 お名前:1GO
初めまして、
ここにたどり着いたのも他生の縁と思い、書き込みします。
私は私の生まれ育ったこの国が、国旗・国歌を強制する必要の無い国であってほしいと思っています。
 
s(・・;) 私もそうあってほしいと思っております。
 それが実現するためには、“君側の奸”である教育委員ならぬ“狂育委員”である米長邦雄をはじめ、国旗・国歌の強制を軍国主義復活を意図して行っている連中を公職追放することが必要でしょう。

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■s(・・;)独裁制をぶっこわそう!2006年6月のアンケート
  http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060630/p1
■s(・・;)独裁制をぶっこわそう!2006年6月の記録
  http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060630/p2