名言の覚え書き

【平和と民主主義を考えるための覚え書き】Vol.011　発行部数：３２部
　　戦時体制に向かいつつある日本。
　　　同時代に生きる当事者として日々思うことなどを徒然と
　　　　後々の世のために記録していきます。
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【名言の覚え書き】
　ご無沙汰しています。
　多忙の為、なかなか発行することができません。
　意欲や企画はあるので、今後もしぶとく続けていくつもりですので、応援お願いします。

　最近、新聞やメルマガで印象に残る言葉を幾つか見つけましたので、覚え書きしておき
ます。

　まず、朝日新聞で小池民男が忘れられた評論家・斎藤野について紹介した文から。

「国家は方便なり『人』は理想なり」と国家を言いあてた。天才や詩人を賛美し、ラスキン、ゾラやイプセンを例に
「彼等の前には国家なく社会なく階級なく、唯人生あるのみ、人生の尊厳あるのみ」と。
そういう詩人たちがいなかったら国家は無意味だし、滅びてもいい、とまで述べた。愛国心燃えさかる日露戦争のころだけに、過激ともいえる主張だった。

　また、同じコラムで魯迅の言葉も紹介されている。

「他人を責めることだけを知り、みずからを省みることを知らない人間が多い民族は、禍あるのみである」

　こういう文章を読めば、「正論」や「諸君！」や「サピオ」などに洗脳された連中は、条件反射的に中国・北朝鮮・韓国を非難する思考回路がプログラムされている。
　しかし、あれらの国の政府に言えることはわが国の政府にも当てはまることではないのか、反日運動で騒いでいる相手の国民とおなじような言動がわが国でも起こっていないのか、そこのところを冷静に考えてみる必要がある。

「己の欲せざることを人にほどこすなかれ」
とかの国の賢人は言った。

ナショナリストは、味方の残虐行為となると
非難しないだけではなく、耳にも入らないという
すばらしい才能を持っている。
　　　オーウェル（1903-1950）

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