作曲家生活35年 渡辺俊幸さん

◎しんぶん赤旗日曜版９月21日号より
■テーマ曲「モスラ」から大河まで
　 作曲家生活35年　渡辺俊幸さん
作曲家生活35周年を迎えた渡辺俊幸さん。８月、記念アルバム「渡辺俊幸ベスト〜メロディーズ〜」を発表しました。映画やテレビドラマのテーマなど、あまたの曲の中から代表曲を収録。音楽活動にかける思いを聞きました。（西條正人記者）
　

渡辺俊幸ベスト~Melodies~

　
　アルバムは、19曲を厳選。
「初めてのベストアルバムです。優しく温かい曲から、怪獣映画（モスラ）のスケール大きな曲まで、多面性を感じていただきたいと思って構成しました」
　
「平和とは、まず自分だと思います。自分が平和な家族を築くことができるか。自分の周りから平和を広げていけば、少なくとも偽装とか（笑い）、そういうことは起きなくなるはず。地道に生きるのが大切です」
　
「音楽は、食べて栄養になるわけではない。でも、死にたいと思っている人を思いとどまらせる力は持っています。
　そういう人の心の深くに共鳴する曲を書かないと」
　
　東京音大在学中の息子が作曲家になれば３代続けての音楽家となる（父は作曲家の渡辺宙明さん）。
　
「音楽家になってほしいという願望はないです」
「才能を最も発揮できて、世の中の役に立つのが、本人にとっても社会にとっても幸福だと思います。もちろん、それが音楽であればうれしいですが、本人次第でしょう」
　
　

浪漫紀行~NHKテーマ音楽集他

　
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憲法に生かす思想の言葉

■ 敵を味方にする言葉を見つけ九条に生かす！
　九条を守る一致点で国民的共同をさらに広げるためには、多様な考え方を許容することが求められている。憲法と文化の関係に着目し、権力によって歪められた伝統・愛国心などの内容を正しく継承し、敵を味方にする言葉を共有すべきという著者の、九条の会や文学と伝統・思想に関する講演をまとめた注目の憲法文化論。
　発行 ： 2008年 9 月出版
　判型：小Ｂ６上製 / 192 ページ
　ISBN ： 978-4-406-05166-8
　定価 1,575円 (本体 1,500円)
　
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