添田唖然坊とノンキ節

【戦争前の記録】Vol004 発行部数:3部
  戦争に向かう日本。
   同時代に生きる当事者として日々思うことなどを徒然と
    後々の世のために記録していきます。
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添田唖然坊とノンキ節】
 朝日新聞土曜版beの1月29日に、添田唖然坊のことが載っていた。
 添田唖然坊とは、

明治から大正時代、主に街頭で歌った、今でいうストリートミュージシャン

と紹介されている。
 
 演歌とは元来政治演説を歌にしたもので、政治的メッセージの強いものだった。

メディアが発達していない時代、演歌師は「歌うジャーナリスト」でもあった。

72歳の生涯を終えるまで200近い曲を残したとされる。民衆の抵抗詩人は金権政治や日清・日ロの戦勝におごる世相を風刺し、その姿勢は異彩を放った。

 という記述がある。

汽車賃と弁当代だけ持ち、旅に出て何日も帰って来ない。私服の刑事がいつもついてね。家族からは疎まれもしたけれど、自由気ままなおじさんが大好きでしたよ

と、姪のひささんのコメントがある。
 
 その唖然坊が1918年に発表して一世を風靡したのがノンキ節だという。
 世相を風刺する歌詞は15番まであり、その合い間に出てくるのが
 
「ア、ノンキだね」
 
という囃子詞だという。
 
「ア、ノンキだね」というフレーズは何度か読んだことがあったが、出典はここだったのか。
 
 それにしても、このような人物がいたとは知らなかった。 
 不屈の精神で世相を風刺したという添田唖然坊の精神を見習いたいものである。
 
 しかし、「家族からは疎まれもしたけれど」という証言、気になる。
 今の時代、何をするにしても家族に理解を得ることが必要だろう。
      
※追記)
 メルマガ『平和と民主主義を考えるための覚え書き』のバックナンバーです。
 この当時は『戦争前の記録』というタイトルでした。
 ブログの引越しに伴って旧ブログから転載し、旧ブログ分は削除しておきます。
    
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添田唖蝉坊」とした表記が正式なんでしょうか。しかし「添田唖然坊」とした表記もある。
 
wikipedia:添田唖蝉坊
 
唖然坊氏のご子息の消息を知りませんか。
  http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q124506202

 

流行り唄五十年 唖蝉坊は歌う 小沢昭一 解説・唄 (朝日新書 105)

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