第８話 ウズの凧揚げ（2005年１月９日号）

　
☆♪☆♪☆♪しんぶん赤旗日曜版の魅力を探る☆♪☆♪☆♪
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Vol.005　　発行部数：3部
　４匹のネコと人間の赤ん坊“トッチ”の奇妙な日常生活。
　葛西映子が描くほんのりと癒やし系の不可思議ワールドです。
　
　今週号の第14話について書こうと思っていましたが……。
　何と、ブログにコメントが寄せられていたことを発見しました。
　yosei30さん、ありがとうございました。
　
　このブログ、コメント・トラックバック通知機能がないのです。*1
　通知機能がなくても、サイドバーに最近のコメントや最新ＴＢを
表示できる機能があればいいのですが。
　すぐに気付かなくてすみません。
　今後も、コメントやトラックバックに気付かないこともあると思いま
すが、悪気があるわけではないのでご容赦下さい。
　
　yosei30さんは書き終わる前に送信してしまったようですが、確かに
このブログ、コメント欄に書き込みにくいですね。１行しかない。
　改行するつもりでエンターキーを押すと、送信されてしまいます。
　
　こういった点を改善してほしいですね。
　普通ならコメントを寄せて下さる方に不親切なこんなブログは見限って
他のブログに引っ越すところですが、このメルマ！ブログにはいい点も
あります。
　また、このブログとメルマガは、なるべく時間をかけないという方針で
やっていくつもりです。
　というか、現実的に時間をかけられないという制限があるのです。
　そのため、ブログとメルマガが連動できるメルマ！ブログを利用せざる
を得ないのです。
　メルマ！の方に改善を要望していくつもりです。
　
　今回は急きょ、yosei30さんが面白いと書かれていた
第８話　ウズの凧揚げ　を紹介します。
　
　実は私はしんぶん赤旗日曜版は少しばかり読み残しがあるのです。
　これを全部読んでしまって現在に追いついてからメルマガを創刊しようと
思っていたのですが、いつまでたっても追いつかないし、ぜひとも同時進行
で応援したいドボン＆ウズ・メメスの連載が始まるしで、見切り発車してしま
いました。
　そのため、第８話はまだ読んでいなかったのです。
　読んでみると非常に面白いので、今回これを取り上げます。
　　　　
2005年１月９日号　第８話　ウズの凧揚げ
　
　広場で凧揚げをするウズとメメス。
（yosei30さんによると、ウズもメスネコだそうです。
　私はウズは元気で男みないな話し方をするので、オスネコかと思っていました。）
　
　凧揚げをする二人を見て、母親と女の子がしゃべっています。
　
「ほら！ねこちゃんが凧揚げしてるねー」
「えーっ！もうお正月じゃないのにヘンなの　ヘンッ！」
「ヘンッ！ヘンッ！」
「こらこらそんな事言わないの！もう行きますよ」
「だってェ〜　凧揚げはお正月だもーん！」
「はいはいそうね　でも　ねこちゃんだからねー…」
　
　これを聞いてウズは機嫌が悪くなるわけですが……。
　
　この母と子の会話、すごく面白い。
　正月じゃないのに凧揚げをしていることより、ネコが凧揚げをしていることの
方が不思議なのに、そこはスルーしている。
　
　だいたい、このマンガは、人間に飼われたネコが人間界と別個に生活していたり
人間を観察したりしている『じゃりん子チエ』『吾輩は猫である』タイプの物語か、
それとも、人間をネコに置き換えた『銀河鉄道の夜』タイプの物語か、そこら辺
はっきりしなかった。
　ところが、人間もネコも同じ存在として共存して生活しているではないか。
　
　つまり、視点というか基準が２つ存在するというダブルスタンダードな世界観
なのです。
　しんぶん赤旗日曜版を読むような人は、論理的であって、こういったダブルス
タンダード的な基準に対しては批判的かとも思います。
　もしかして、マンガにも統一的な基準をもとめ、あやふやな世界を忌避されるか
もしれません。
　しかし、政治や現実の社会とマンガの世界は違います。
　娯楽の世界でこういった不可思議ワールドに浸ってみるのも、発想の転換・人間
の幅を広げることになると思います。
　
　機嫌が悪くてふて寝したウズ。
　翌朝、メメスはウズを電車に乗せて連れ出します。
　着いた所は海。色々な人が凧を揚げています。
　何とキツネのおじさんまでいらっしゃいます。
　
「あっ！こっ　こっ　おこんちはっ！
　ウズも揚げてもヨカですかっ！？」
「もちろんですよ
　ここでは凧揚げ愛好者なら人でもねこでもパンダでも誰でもへだてなく
　一年中好きなだけ揚げて良いんですよ」
「きゃっほ〜いっ♪」
　
「みんな人間も動物も本来平等なんですよ」
とyosei30さんは書かれています。
　いや、本当に面白い。
　ユーモアと癒やしとやさしさが同居した不可思議ギャグマンガであります。
　
　お薦め頂き、ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
　yosei30さんは第６話から切り抜いて保存されているようです。
　ちなみに、私は第５話から保存しています。
　このマンガ、ずっと長く続いてほしいものです。
　そしてぜひ単行本化、アニメ化につなげてもらいたい。
　そのためにはこのマンガの面白さをもっと色々な人に知ってもらわないと
いけません。
　このメルマガでは今後もこのマンガを応援していきます。
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*1:はてなに来る前の旧ブログ（melma!blog）に収録していた記事を転載したものです。だから、ここで書いているブログのことはmelma!blogについてであり、はてなダイアリーについてではありません。