NHK受信料支払い拒否と政党助成金と消費税率アップ

 
【戦争前の記録】Vol.009 発行部数:29部
  戦時体制に向かいつつある日本。
   同時代に生きる当事者として日々思うことなどを徒然と
    後々の世のために記録していきます。
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【NHK受信料支払い拒否と政党助成金と消費税率アップ】
 
 おかげさまで配信部数が29部となりました。
 今後もよろしくお願いします。
 
 さて、3月16日付朝日新聞に、以下の記事が載りました。

不払い70万件 批判・ノルマ 板挟み
 NHK集金スタッフ苦悩

 NHK受信料不払いが70万件に達するようです。
 
「集金や契約を担う地域スタッフは全国で約5700人」
 
ということです。
 記事では、キャリア13年のある40代の男性スタッフの例が紹介されています。

 1月の手取りは18万円を切った。基本給は15万円。2カ月分の受信料を集金すると200円もらえる歩合給などが伸びず、この半年は貯金を取り崩し、国民年金の掛け金も納められない。かつては手取りが45万円を超えたこともあった。

 目標は2カ月ごとに決められ、6割に達しないと、スタッフを統括する営業センターのNHK職員から呼び出された。

……など。
 
 確かに最近、NHKの受信料不払いが増えているようです。
 私が購読しているメルマガでも、受信料拒否を始めたと書いていた方がおられました。
(ちなみに、私は6カ月分自動引き落としです。)
 
 確かに、NHKの受信料支払い拒否という論理も分かります。
 
NHK受信料拒否の論理 (朝日文庫)』 本多 勝一 (著) 朝日文庫
 
 NHK集金人の光と影―1/6の自分史
 
 しかし私としては、何だか違うんでないかい……と思う行為であります。
 集金に来る契約社員を追い返すだけで、何のペナルティも課されない、簡単にできる
行為。
 怪しげな押し売りや強引なY新聞の勧誘を追い返すよりはるかに簡単な行為です。
 受信料は払わずに得するし、「抗議の証だ」と正当化もできます。
 しかし、弱い立場の契約社員に八つ当たりしても根本的な解決になるか、と疑問に
思います。
 
 NHKの契約社員はヤ○ザまがいの押し売りと違って無茶はできないのは分かっているし、払わなくてもペナルティはありません。しかも、金を払わなくてもいいという、金銭的な利益もある行為です。
 
 そのような行為は、例え意思表示としても、何だか腰が引けているような感じがするのです。
 
 確かに一時的にNHKの会長の首をすげ替えることはできましたが、その後に続く展望があるのか。一人の生け贄で終わるだけではないのか、という疑問はあります。
 NHK受信料拒否という行動は、簡単にできる悪いことなのに、なぜか正当化できる変な行為です。
 
 月々たかが2000円前後のNHK受信料。
 最近は衛星中継やケーブルTVというのもあります。
 衛星中継やケーブルTVの視聴料金はNHK地上波の受信料より高いのではないでしょうか。
 よく考えれば、我々の生活の中で、NHK受信料よりはるかに高価な料金をよく分からずに払っていることも多いのではないでしょうか。
 なぜ、NHK受信料だけ目くじらを立てて払おうとしないのでしょうか。
 
 支払い拒否といえば、原発で作られた電気の分だけ電気料を支払わない、という支払い拒否の方がはるかに勇気と覚悟がいります。これはペナルティがあります。
 
 
 ところで、私が本当に支払い拒否したいのは、政党助成金です
 
 企業献金をなくすために創設されたというこの助成金、なぜか天引きの仕組みで
取られます。
 何で私が不自由非民主党やカルト宗教政党を助成してやらなければならないのでしょうか
 私はNHK受信料より、政党助成金の支払いを拒否したい。
 
 
 そして、NHK受信料よりももっと庶民の生活に重くのしかかるのが、消費税です。
 現在、消費税の税率アップの陰謀が進行しています。
 
 NHK受信料拒否の熱意を、消費税率アップ阻止の方に向けるべきではないでしょうか。
 
 消費税率がアップすれば、一時的に批判は高まるかもしれませんが、また
いつものように慣らされてしまうのでしょうか。
 上昇分の消費税の支払い拒否運動こそ広がるべきです。
 
 NHKは罰則なしの個別集金。
 政党助成金や消費税は個別ではなく、一律に取られます。
 そこが、支払い拒否をしやすいかしにくいかの違いでしょう。
 
 また、いつの間にか消費税は内税表示となっています。
 これもまた、消費税率アップのための布石でしょう。
 内税表示を
「便利になった」
と言う馬鹿者がいます。
 こういう思考法は危険です。
 奴隷マゾヒストに至る思考法といえます。
 
 NHK改革の方法としては、NHK受信料の契約集金社員の方が団結してNHKに
要望を伝えていくとか、ストライキを起こすなどすると、インパクトあるのでは
ないでしょうか。
 或いは、契約社員を辞めてしまってNHKに危機感を持たせるというのも方法でしょう。
 NHK受信料の契約集金社員も、一般庶民と同じ人々だと思います。
 
 
 あと、最近、朝日新聞とNHKが対立しました。
 
 私はNHKへの与党からの圧力は「あった」派であり、さらに言えばNHKは
フジサンケイや読売と同じく、御用マスコミだと思っています。
 しかし、NHKでは民放にはない素晴らしい番組が放映されていることも事実です。
 
 朝日新聞を批判し、NHKを応援していたプロ奴隷の方々はNHK支持を行動に表す
意味で、率先してNHK受信料を払って頂きたい。
 NHK受信料も支払わないでNHKを応援しているプロ奴隷は覚悟が足りない!
 
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※追記)
 メルマガ『平和と民主主義を考えるための覚え書き』のバックナンバーです。
 この当時は『戦争前の記録』というタイトルでした。
 ブログの引越しに伴って旧ブログから転載し、旧ブログ分は削除しておきます。

(旧ブログに頂いたコメント)
 鋭い論点をどんどん出して下さい。
   いしま明博 (2005/05/21 09:08:12)

                                                                                                                                          • -

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