特集・元公安警察官&藤沢周平

 
☆♪☆♪☆♪しんぶん赤旗日曜版の魅力を探る☆♪☆♪☆♪ 
                   Vol.032  発行部数:53部
 意外と知られていないんですが、
 しんぶん赤旗日曜版を一度読んでみて下さい。
 これがまたなかなか魅力的な新聞なのです。
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【特集・元公安警察官&藤沢周平

 s(・・;) 青井清です。今日は疲れているので、2つの記事だけ取り上げてみます。
 
【流行嫌い 熱狂嫌い 「藤沢周平の世界展」から】(日曜版10月2日号)
 
 文芸評論家の高橋敏夫の味わいのある小論です。

藤沢周平は)同調しない者は排除してよい、という集団的な熱狂が嫌いだった。

 その大半は正体不明であるにもかかわらず、あっというまに人びとを飲み込んでしまう流行が嫌いだった。

 これは、戦争に熱狂した反省から来ているそうです。

 戦後私は、めったに熱狂することがなくなった。

 織田信長に代表される戦国時代物を「かっこよく生きて、かっこよく死ぬ」物語とするならば、
 藤沢周平の時代物は「しずかに、ねばりづよく生きていく」人間を描いている。

 藤沢周平が「信長」を嫌い、「信長ぎらい」と題されたエッセーを書いているのは、周知のとおりである。

 そういえば佐高信さんもよく藤沢周平のことを書いていました。
 佐高さんは藤沢周平の時代物と司馬遼太郎の時代物をよく比較しています。
 物騒で騒然としている今の世の中、織田信長司馬遼太郎よりも藤沢周平の作品がもっと読まれてもいいのでは?
 
 実は私自身、藤沢周平作品は読んだことないのですが興味が出てきました。
 
 佐高さんの「信長ぎらい」論です。
   http://www.asyura2.com/0505/senkyo14/msg/437.html
 何と新社会党の連載でも書かれています。(2005年9月27日)
   http://www.sinsyakai.or.jp/nsptop1/dokugendokugo.html
信長ぎらい―巻頭随筆 6 (文春文庫)
 司馬遼太郎と藤沢周平―「歴史と人間」をどう読むか (知恵の森文庫) 藤沢周平の世界 (文春文庫) 藤沢周平のすべて (文春文庫)
 
 
【ビラ配布弾圧異常捜査の裏 元考案警察官が読む
  警視庁考案幹部が法廷に  尋問にひるんだワケ】(日曜版9月18日号)
 
 ビラ配布逮捕事件の裁判で、警視庁公安総務課課長代理が証人として出席。
 この裁判を、元警視庁公安警察官のS氏に傍聴してもらい、インタビュー。

 警察が日本共産党を敵視するのは名目上は「暴力革命をするから」です。しかし、実際は違う。共産党は利権構造に組み込まれていないために現政権に手心を加えず追及するからです。議会での、その自由な発言が警察にとっては恐ろしいのです。共産党は警察の不正も遠慮なく追及する。ほかの政党と違って警察の圧力や脅しを恐れない、“邪悪な”存在です。私はとくに共産党を支持するわけではありませんが、客観的に見てそういえます。

 私は長年、共産党のことを見張ってきて、「暴力革命」を起こすはずがないというのはよく分かっています。
 選挙違反の取締本部ができると、公安警察は、自民党の選挙違反には目もくれず、ひたすら共産党ばかりマークしていたし、それは今も同じです。自民党はのびのびと違反できて、共産党には窮屈な選挙活動を強いる。

 全文転載したいくらい、実に読みごたえある記事でした。
 
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