芸術の秋!町田康、木村カエラ、平田オリザも登場!
☆♪☆♪☆♪しんぶん赤旗日曜版の魅力を探る☆♪☆♪☆♪
Vol.035 発行部数:56部
意外と知られていないんですが、
しんぶん赤旗日曜版を一度読んでみて下さい。
これがまたなかなか魅力的な新聞なのです。
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2005年10月23日号【今週のツボ5本!】
5)ひとインタビュー 作家・詩人・パンク歌手 町田康さん
人間同士、通じたい 『告白』で谷崎潤一郎賞を受賞
パンクの「魂」は、大多数の意見にくみしないこと。「だから、世間と衝突する
こともありますけどね」
「お互いわからない人間同士、言葉が通じたらうれしい。笑いや比喩や歌などを
媒体に、いろんなところで通じたい」
s(・・;) 大多数の意見にはくみせず、一方で人間同士言葉が通じることを求める。
相反するようですが、付和雷同せずお互い主張し合った上での相互理解でしょ
うか。これが創作意欲となっているのでしょう。
育ったのは「いわゆる一般的なサラリーマンの家庭」です。父の本棚にあった
小説を片っ端から読んでいた少年時代。小さなことわざ辞典が愛読書で、テレビや
ラジオから流れてくる落語や浪曲が心地よく耳になじみました。
作品の目くるめくような豊富な語彙とリズミカルな文体は、このころの体験が基礎
になっています。
s(・・;) 普通のサラリーマン家庭でも好きなことに熱中すれば、後でそれが花開く。
得るところの多い体験談です。
私は現代の作家や音楽に疎く、町田康も名前だけしか知りませんでした。
しかしこんな記事でも読んでいれば、興味がわいてきます。
4)音楽 木村カエラ ニューシングル ご機嫌 骨太ロック
奥田民生とのねじれた師弟愛
音楽ライター・柿沼信の筆による木村カエラの4枚目のシングル「BEAT」について。
前作までの健康的なポップ路線から一転、良い意味で予想を裏切った骨太なロック
サウンドに、少々驚かされはしたものの、なかなかのご機嫌な仕上がりが気に入った
s(・・;) 例の如く、木村カエラも奥田民生も名前だけしか知りません。
「奥田民生とのねじれた師弟愛」という、現代のロックに不釣合いな?副題に引き込
まれて読みました。何でも、先輩である奥田民生が新曲『トリッパートリッパー』を木村カエラのシングルの発売日に合わせて同じ日に
持ってきたことが「ねじれた師弟愛」だとか。
ここら辺の大げさなキャッチフレーズ、古舘伊知郎を思い出させて面白い。
3)芸能・テレビ 日韓合同公演「ソウルノート」への思い
劇作家平田オリザさん 日常の背後の戦争を問う
劇団「青年団」は26日から30日まで、東京・こまばアゴラ劇場
で「ソウルノート」を公演予定。
舞台は、近未来の美術館のロビー。そこに集まる人びとが交わすさまざまな会話で
物語は進行します。どうも欧州で戦争が起こっているようですが、話題は結婚や親の
介護などで、世界の大変動に無縁のよう…。
(平田)不幸な植民地支配など、仲が悪かった日韓が実は、同じ戦争を味方同士でたた
かっているわけです。でも、だれも同盟国という意識もない。日々の生活のなかで背景に
ある『戦争』がなかなか現実のものにならない。
共演する韓国俳優陣は、朴広正(パク・カンジョン)さんが代表となっている劇団
パークのメンバー。韓国社会でも白黒はっきりした物語より、重層性のある物語も求め
られるようになってきたが、自分たちを表現できる戯曲は韓国で少なく日本にあったと
いう。それが『ソウルノート』であり、この日韓合同公演は既に韓国で成功している。
s(・・;) あらすじを読めば、引き込まれます。一体どんなストーリーなんでしょうか。
原作は、第39回岸田国士戯曲賞受賞作品『東京ノート東京ノート・S高原から (平田オリザ戯曲集)』だとか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891882484/minshushugish-22/
2)借家でもできる お金をかけずに地震対策
危機管理対策アドバイザー国崎信江さんの自宅訪問
食卓テーブルの真ん中にもう一本脚をつけて簡単シェルターに、ポケットを沢山
着けた収納力抜群ベスト、本棚には自転車の荷物用ゴムで飛び出し防止など……。
航空会社で機内通訳をしていた国崎さんは、結婚後の子育て中、阪神・淡路大震災
を機に防災の研究に没頭。土木学会の巨大地震災害対策委員も務めている。
危機管理対策アドバイザー国崎信江事務所公式サイト
http://www.kunizakinobue.com/
国崎さんの著書『地震から子どもを守る50の方法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489309369X/minshushugish-22/
日本建築防災協会HP http://www.kenchiku-bosai.or.jp/
1)数のおごり大暴走 首相 靖国参拝
日本外交台無しだ
「無意味な挑発」と社説の見出しに掲げたのは18日付米紙ニューヨーク・タイムズ。
「(小泉)首相は日本軍国主義の最悪の伝統を公然と奉ずる挙に出た」
「靖国神社とその付属博物館は、朝鮮、中国、東南アジアに非道なつめ跡を残した
日本の暴挙を謝罪しようとしない」
18日付英紙フィナンシャル・タイムズは
「(参拝が)中国と韓国の怒りを引き起こしている」
「参拝は日本の近隣諸国との関係を最も深刻に脅かすものとなる」
これが欧米の先進民主主義国の常識でしょう。
日本では首相の靖国参拝を支持する意見も多いということは、軍国主義がまだ
残っているというべきか、それとも、軍国主義が復活してきている、ということか。
おそらく、そのどちらも当てはまることでしょう。
(こちらも参照して下さい)
■[覚え書き]“みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会”(爆)
http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20051018/1129644350
※一応ランキングという形にはなっていますが、
社会的・国際的・政治的に重要な記事というよりは、
しんぶん赤旗日曜版を読んでみたくなるようなユニークな記事を中心に選んでおり
ます。
※引用は>> << または「 」 で、
筆者コメントは s(・・;) で表しています。
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