支那とPHP

日本とシナ―1500年の真実

日本とシナ―1500年の真実

 新聞に上の本の広告が渡部昇一の写真入りでデカデカと載っていた。
 渡部昇一井沢元彦猪瀬直樹の本の広告が出るたびにいつも思うのだが、彼らは余程顔に自信があるのだろうか。
 新聞広告や著書にいつもデカデカと自分の顔写真を載せている。
 顔写真三兄弟である。
 まあ私はレトロ趣味なので、いかにも一昔前の軟弱書斎派学者というイメージである渡部昇一の風貌は好きである。その思想を知らなかったらファンになっていたかもしれない。しかしこんな古臭い風貌は今は時代遅れで流行らないとおもうのだが、いかがか?
 残りの井沢元彦猪瀬直樹は、よくこれで顔写真をさらせたものだとあきれる。
 デカイ顔の井沢はいかにも面の皮が厚そうで、こんなあつかましそうな奴にデカイ顔されるのは腹が立つ。推理小説が書けなくなって御用文化人として生き残りを図る太った豚である。
 猪瀬もそのまんま太った豚ではないか。
 こいつらの書籍広告を見るのも不愉快であるが、その隣に出ている顔写真を見るのはもっと不愉快である。
 ナニ?顔の悪口を言うのはルール違反だと?
 こいつら顔写真三兄弟は新刊著書の広告や著書に顔写真をこれみよがしに掲載しているのだから、当然その顔写真も書いた本の内容と同じく批評の対象になるのである。顔について批評されるのが嫌なら顔写真を公開しなければいいのである。また、出版社に広告に顔を載せるなと言うべきなのである。私がもし彼らなら、自分の顔がデカデカと公開されるのは恥ずかしくていたたまれなくてきっとそうするであろう。
 
 いや、顔のことは脱線であった。
 それにしても渡部昇一、こうもあからさまに「シナ」という言葉を使いたいものか。
「シナ」という言葉には相手を差別するという意味も含まれていると言われている。
 
支那ウィキペディア
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:Search?search=%E3%82%B7%E3%83%8A&go=%E8%A1%A8%E7%A4%BA
「シナ」ということばが差別的とは?
  http://www.jcp.or.jp/faq_box/001/990429_faq.html
 
 私は上でも言ったように、レトロ趣味であるからして、「シナ文学」「支那そば」といった言葉に風情を感じていいとも思う。
 しかし歴史上、差別の意を含むようになったとあらば、相手が聞いて嫌がるのならば、慎むのが良識というものであろう。
 
 私はこんな縁起担ぎのようなことは気にしないのだが、例えば神経過敏になった受験生が「すべる」「落ちる」という言葉を嫌がっているとしよう。
 何らかの拍子である人が「落ちた」と言うと、その受験生は嫌がる。
 普通なら
「これは悪いことを言った。ごめんごめん」
と謝るのが良識というものであろう。
「何を気の弱いことを。そんな被害妄想だから落ちてしまうんだ」
とは言わないだろう。
 
 中国の人が嫌がるのにあえて「シナ」「シナ」と言ってはばからない渡部昇一は、受験生の前であえて確信犯的に
「落ちた」「落ちた」「落ちた」「落ちた」「すべった」
と連呼しているようなものである。
 
s(・・;) 古来、日本人は言葉には魂が入っていて、言ったことは実現すると思っていた。
     これは井沢元彦の言霊説である。
 
「シナ」という言葉は蔑称か?
 渡部昇一石原慎太郎が中国に対して否定的な文脈で使う時は、明らかに蔑称であろう。
 渡部や石原が未だに挑発的な意味で使うからこそ、この言葉は否定的な意味がついてくるのである。
 
 だから渡部や石原らが「シナ」という言葉が蔑称ではない、正式名だと思って普及させたいのならば、彼らが「シナ」という言葉を否定的意味合いを込めて使うのをやめるべきなのである。
 
 それにしてもPHP研究所がこの本を出したのか。
 PHPは松下系の出版社ではないのか。
 松下は中国に工場を持っていないのだろうか。
 松下の製品にはメイド・イン・チャイナはないのだろうか。
 全部日本製なのだろうか。
 まさか中国の安い人件費を使って儲けておきながら中国の悪口を言っていないだろうな。
 
 中国や韓国が嫌いな「特定日本人」達も、それならいっそのこと中国や韓国の製品を一切使わないで生活すればいい。中国・韓国製品を不買運動すればどうか。
 B層や「特定日本人」が応援している小泉政権による新保守主義政策が生んだ下流階級の人間はメイドインチャイナやメイドインコレア商品なしでは生活できない状況に追い込まれているというのに。
 
企業年金 減額は約束違反
 松下管理職OBメル友の輪 米社副社長から共産党員まで】
  (しんぶん赤旗日曜版3月12日)
 企業年金支払いをケチろうとしているセコい松下電器
 広告収入に頼る一般紙ではこんなこと、書けません。
 しんぶん赤旗ならではの記事。
 
松下福祉年金請求事件ホームページ
  http://www.geocities.jp/pananenkin/
  
企業年金減額とめよう
受給権を守る連絡会が裁判報告集会
  http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-10-30/2005103014_02_2.html
 
追跡 松下欠陥ストーブ
ひび割れに弱いゴム使用 回収なぜ遅れる
  http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060313 

憎しみや怒り・対立をあおれば行き着くところは争いや戦争。
戦争は日常生活の“破壊”である。
日常生活の“破壊”を目指すのは“保守派”ではなく“破壊派”である。
「節度と寛容」のない愛国主義は危険である。
  http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060131

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