【まつろわぬもの達のための読書案内】
朝日新聞3月19日の読書面より何冊か紹介。
- 作者: 花崎皋平
- 出版社/メーカー: 七つ森書館
- 発売日: 2006/01/01
- メディア: 単行本
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「本書は……現代日本の政治・思想・文化の状況に対するつよい違和の念に貫かれています」。本書はこのような言葉で始まる。「まつろわぬ」ことの表明である。「まつろわぬもの」、それは坂部恵の定義によれば、「秩序のあらためての『聖別』としての『まつり』に参与せぬもの」のことである。「まつろわぬ」ことが、時代の大きな濁流に抗しえず「空振り」し、メッセージを届けるべき次の世代に「そっぽを向かれ」ても、それでも声を張り上げる、そんな宣言である。
「著者がここで対抗すべき巨きな流れとして引きずりだすのは、ナショナリズムとグローバリズムだ。それに対抗的に立てるのは「ピープルネス」と「サブシステンス」の思考である。」
(ピープルネス)
石牟礼道子のいう「ごくごく小さなものの中に生きる思いや優しさ、威厳を見つけていく方向」
(サブシステンス)
滝沢克己のいう「人間共通の低みに立つ」思想であり、安里清信のいう「生存基盤に根を張る」生き方
【2ちゃんねらーを分析するための読書案内】
- 作者: 速水敏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/02/17
- メディア: 新書
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自分のミスに思い至らず、まず「相手の落ち度を鋭く指摘する」しか能のない政治家も多くなった。
自身への甘さは、自尊心(プライド)とも自己愛(ナルシシズム)とも微妙に違っているらしい。攻撃的に見えて、実は過剰に自己防御的なのではないか。大づかみに≪いつも「自分より下」を必要とする他者軽視で成り立つ防衛機制≫と見ているのは当たっていよう。「2ちゃんねる」の閲覧とこの種の有能感とには相関性が高いという観察は、なるほどそうかと納得する。
(私のブログの途中ですがここで他のブログのCMです……)
・・・カネがないとか、仕事がないとか、そんなことは関係ない。
他者を見下すことで人生の現実から逃げている、
その生き方こそが人間として『下流』なんだ!!
嫌韓下流(仮題)
〜『マンガ嫌韓流』ツッコミ大百科〜
「僕らが見るのは 常に下」
http://d.hatena.ne.jp/claw/20060309
【原発を考えるための読書案内】
- 作者: 西尾漠
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/02/21
- メディア: 新書
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「そもそも、電力会社など、原子力に責任のある立場の人は、もはや原発推進なんて言っていません」
普段のニュースを見聞きする限り、そんなふうには見えないが「記者会見なんかで言っているのは建て前。業界紙や、政府の委員会、内輪の会議などをチェックしていると、はっきり分かります。
日本で2番目の出力を持つ北陸電力志賀原発2号機は、電力需要の伸び悩みから、この原発一つ分の電力を他社に売っているという。
ついでに、この本を書いた方の言葉も紹介。(3月8日ひと欄より)
- 作者: 安部司
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 単行本
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できあいの惣菜やインスタント食品をよく食べる人は、1日に50種類もの添加物を食べているという。「個々の毒性はわかっても複合摂取の影響はよくわかっていない。今、人体実験しているようなものなんです」
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