ウルトラシリーズがしんぶん赤旗日曜版に登場!
s(・・;) 今回からまぐまぐさんからも配信させて頂きます。
時間的余裕がなく、1週遅れとなっています。
本当はもっとじっくりと紹介したいんですが、仕方がありません。
お互い多忙でしょうが、平和と民主主義を守るために知恵を生かしてしたたかにやって行きましょう!
☆♪☆♪☆♪しんぶん赤旗日曜版の魅力を探る☆♪☆♪☆♪
Vol.046 80部+3部
2006年5月14日号【今週のツボ5本!】
1)平和と人間愛 時代を映して40年 ウルトラの心
s(・・;) ナナ何と!ウルトラマンがしんぶん赤旗日曜版に登場です!しかも、表紙(第1面)と弟9面の上半分を使う、破格の扱い!
>【初代「ウルトラマン」が作られたのは、1966年7月です。
「東洋」を表す仏像の体型、能面の顔。宇宙ロケットの色だった赤と銀―。】<
s(・・;) ウルトラマンが仏像と能面をモチーフにしていたとは。そんなこと思いもしませんでした。
ちょっとしたトリビアです。
>【当時のスタッフのひとり、日本映画プロデューサー協会の熊谷健事務局長(68)は、「円谷英二監督が作り出す夢の世界に、私の師・小津安二郎監督が描いた人のきずなを加えたかった」と語ります。
「狭い『愛国心』にとらわれていては、地球から戦争はなくなりません。ウルトラマンを通して、国家の枠を超えた人間愛、宇宙愛を伝えたかった。それが40年続くウルトラの心だと思います」】<
「ウルトラセブン」「ウルトラマンA」などの脚本を書いた市川森一さん(65)も言う。
「子ども番組を作っているつもりは、ありませんでした。子どもは、時代を担う存在。当時20代の私が感じた社会の不合理、憤りを宇宙人や怪獣に託しました。多くの庶民の怒り、現代の物質文明への批評を表現したかったのです」
『蘇れ!ウルトラ黄金時代 Q マン セブン!!』の編著者・岩佐陽一さんは、ウルトラシリーズを4つの時期に分けています。
(社会派)
1966 ウルトラマン
1967 ウルトラセブン
(スポ根・青春ドラマ)
1971 帰ってきたウルトラマン
1972 ウルトラマンA(エース)
1973 ウルトラマンタロウ
1974 ウルトラマンレオ
1979 ザ☆ウルトラマン(アニメ作品)
1980 ウルトラマン80(エイティ)
(正義の模索)
1996 ウルトラマンティガ
1997 ウルトラマンダイナ
1998 ウルトラマンガイア
(いやし・原点回帰)
2001 ウルトラマンコスモス
2004 ウルトラマンネクサス
2005 ウルトラマンマックス
2006 ウルトラマンメビウス
(以上、TVシリーズのみ。時代区分は岩佐陽一氏による)
↑岩佐陽一氏を検索すると、ぜひとも拝読したいマニアックな著書が頻出!全部読みたい!
市川森一さんは「好戦的な子を育ててしまうのではと心配でした」と明かします。
市川さんの“ウルトラ卒業作”となった「A」の最終話で、地球を去るエースが子ども達に語りかける。
「優しさを失わないでくれ。弱い者をいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえ、その気持ちが、何百回裏切られようと」
市川さんは言う。
「人間はときに、『正義』の名で平和を壊します。だから、正義の仮面をつけた者には気をつけなさい。それと、もう一つ。平和は暴力では守れない。何度裏切られようとも、人を信じ、許すしかないのだと。これだけは、最後に伝えておかなければと思いました」
「メビウス」を担当する円谷プロの渋谷浩康プロデューサー(37)は、少年時代、「A」の最終話に心打たれた。
「暴力でなく、対話の力を伝えたい」と渋谷さん。
「今作では、ルーキーウルトラマンの成長、隊員との友情を描いていきます。子どもはもちろん、企業戦士のお父さん、お母さんの心にも、ふと、子どものころの純粋な優しさがよみがえるような作品にしたいですね」
s(・・;) 私なんかも子ども時代、ウルトラシリーズに熱中した世代なもんで、今回の特集は嬉しかったです。
こういった、レトロな特撮やアニメの特集はどんどんやってもらいたいですね。
ネットを見ている人達にも、この手のテーマが好きなオタクは多いはずで、ということは潜在的な需要は大きいはずです。しんぶん赤旗もこういったサブカルチャーな話題をどんどん紹介してほしい。
でも残念ながら、なぜかアニメ好きなオタクは“右”の方に行ってる人が多い気がします。
以前 本宮ひろ志先生を支援する勝手連(通常時・ネット右翼問題を考える国民会議)様が批判したために圧力を受けたサイトなど、アニメを使って反リベラル・反朝日新聞的な思考に洗脳させるようなサイトの暗躍の結果でしょうか。
「ウルトラセブン」の「ノンマルトの使者」は有名ですが、今回の特集を見ても、ウルトラシリーズは単に“悪い奴をやっつけろ”といった短絡的なものではなく、それは作り手の問題意識を反映していました。
その問題意識が視聴者である子ども達にどれほど伝わったかはまた別の問題ですが。
何せ私自身、「エース」の最終回は見たはずですが、あのセリフは全く覚えてはいませんでしたから。
現代のネット界の言論状況を見てみると、何とも短絡的な「敵を叩け!」という思考がいかに多いことか。
『嫌韓流』なんかその最たるものでしょう。
まるでカルト宗教のような、善悪二元論で割り切っています。
“日本は絶対的正義であり、韓国は絶対的な悪である!”
そこには“正義とは何か”という根源的な問いかけ・思索はありません。
カルト宗教のように思考を停止して短絡的に“我々は正義、あいつらは悪”と結論付けています。
この短絡的なカルト思考はどこから来ているのでしょうか。
小林よしのりが保守反動に走ってからの『新ゴー宣』に一つの出発点を見ることができると思います。(しかし、部落差別問題をテーマにした時など初期の頃は結構哲学的に思索していた気がするのですが。)
文化は人々を結びつけるべきものです。
日本のマンガ文化は手塚治虫の努力もあり、非常に高い内容を持っていました。
子どもがマンガを読んでいると
「マンガばかり読んでいないで勉強しなさい!」
と親から言われるものでしたが、しかし反面、文学的・哲学的な内容を含んで考えさせるマンガも多かったのです。
灘高から東大医学部に合格した和田秀樹氏が受験生への気分転換に少女マンガを勧めていたくらい、日本のマンガは高度なレベルに達していたのです。
しかしこの日本の誇る文化であるマンガを偏狭な・歪んだ“愛国心”を説く手段に用いた『新ゴー宣』『嫌韓流』はマンガの冒涜であります。
↑「こんなマンガばかり読んでると単純まっすぐバカ愛国者になっちゃうよ!」
s(・・;) ごーまんかまして よかですか?
単純まっすぐバカ愛国者となってしまったオタク諸君は、まず「ノンマルトの使者」を見て“正義とは何か”考え、立場が変われば見方も変わることを考察することからやり直すべし!
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「子供の頃に憧れた、銀色の流星さ」
http://chapel.vivian.jp/mt/archives/200607/18-221600.php
↑TBS、NEWS23特集「ウルトラマンが見た日本 〜ヒーローはどこに〜」の紹介
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今回、ウルトラシリーズから脱線して長くなっちゃったため、他の記事の紹介はタイトルだけで。
5)「グッドナイト&グッドラック」公開に寄せて
“赤狩り”告発する力作 送り出すハリウッド
4)混合診療 「改革」法案で本格導入 必要な薬も出せなくなる
日本薬剤師会副会長 山本信夫さんにきく
3)交友から生まれた美術コレクション展開催 詩人 大岡信さん
抽象画に親しみ持って 9条守る 僕の中では当然
2)相談・合意するだけで犯罪者!?
「共謀罪」強行の危険
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◆【本日のブックマーク】◆
◆反米嫌日戦線「狼」(美ハ乱調ニ在リ)
子供たちが書いた憲法前文と改憲阻止ブラック師匠の理由
http://anarchist.seesaa.net/article/17438335.html
落語家の快楽亭ブラック師匠の言葉
憲法改正、賛成か反対かと問いますと、皆さん賛成なさるんですね。正す改めると書くものですから。反対できないんです。
皆さんもう、憲法改正という言葉に騙されているんですよね。要するに今の憲法が古いから新しいのに作り変えようって言ってるんです。自民党の連中とか。だったら、憲法改正と言わないで、新作憲法にしようと言ってほしいですね。いまの憲法は古典憲法。
「60年前に作られた古い憲法だから守ってられないよ。新しくしようよ」
「なに言ってるんだい。古典だって、出来たころは新作だったんだから。明治憲法に比べれば、まだ新しいんだから」
そう言えばいいんですが。あの、みなさんもお気をつけください。自民党に騙されちゃだめです。
落語家だけに、「新作」「古典」とは。うまい。
また、このエントリーのコメント欄で
「私はオタクの右傾化をひしひしと実感しています。」
「不思議な気がしますね。なんとなく女々しいイメージのオタクが右傾化ってのも。
まぁ、防衛庁も萌え系マンガの小冊子を出している御時勢ですから。」
というやりとりが交わされています。
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にてカテゴリ分類・掲載順を考慮したブックマークを作成しています。
(追記)
◆反米嫌日戦線「狼」(美ハ乱調ニ在リ)
9条改正論者はウルトラマンの見すぎ[マガジン9条]
http://anarchist.seesaa.net/article/19128878.html
で、ウルトラシリーズ談義が繰り広げられていました。
⇔ ⇔ ⇔ ⇔
⇔TBさせて頂きました⇔
⇔ ⇔ ⇔ ⇔
今回も、日本共産党を応援しているブログの皆様に告知させて頂きました。
あまりマニアックな話題すぎて今度からアクセス禁止処分を食らったりして?
◆カッシーニでの昼食 格差がなんだ、かいかくだ〜!って大丈夫ですか?
http://yaplog.jp/dione/archive/156
◆土佐高知の雑記帳 ホンモノの右翼はいるのか?
http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-298.html
◆三四郎日記 愛国心とは
http://blog.goo.ne.jp/yojiro5/e/fd115178c80c504e6ccae8d7e214dda3
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s(・・;) ◎こちらもセットで御覧下さい。◎
あかはたともみ様、いつも相互紹介ありがとうございます。
『あかはたともみの“でいり〜赤旗”』
しんぶん赤旗の注目記事を紹介してコメント!
まぐまぐから http://www.mag2.com/m/0000105055.html
melma!から http://www.melma.com/backnumber_107817/
めろんぱんから
http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=006016
ミニまぐ(携帯対応)から http://mini.mag2.com/pc/m/M0016885.html
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【編集後記】
今回、ごーまんかましてしまいました。
かなり以前にもごーまんかましたことがあって、その時に批判の意見がありました。
マジメとフマジメの間を行き来する私のスタイルだと思って下さい。
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