金正日に感謝しないといけないのかもしれませんが
最近時間がなく更新する間がないのだが、重要なニュースなので緊急更新。
もう一つのブログ『日本の呆守化を憂いつつキーワードを登録していくブログ』で、キーワード登録を行いました。
【金正日に感謝しないといけないのかもしれませんが】
麻生太郎外相の広島市内での講演中での発言より。
「ロシアで１５日から開かれる主要国（Ｇ８）首脳会議（サンクトペテルブルク・サミット）でも重要議題となりそうな北朝鮮問題。麻生外相は、５日のミサイル乱射で、主要国の関心が一気に高まったとし「金正日に感謝しないといけないのかもしれませんが」と述べ、直後に「冗談は抜きにして」と言い直した。」
自らも出席した先月のモスクワでの主要国外相会合。ここで話題の中心だったのは、北朝鮮問題ではなく、イランの核問題。麻生外相はこの日も「（日本以外の）Ｇ８の関心はイランで、北朝鮮の拉致、核、ミサイルが緊急だと言ったが、反応は鈍かった」と渋い表情で振り返った。それが一転。「約１０日たって、いきなりテポドン（２号の発射）ときたから、“日本の言ったのはこの話か、結構えらいことになっていたんだ”と、（北朝鮮自身に）如実に証明してもらった」とも述べ、得意げな表情を浮かべながら舌を滑らせた。
（以上、スポニチ7月9日の記事より）
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/07/09/01.html
s(・・;) 冗談めかして言ってますが、意外とこれが自民党の本音だったりして。
何しろ、次期首相候補の弟一番手に醜聞が続出、「AbEndキャンペーン」が広まっていることに加え、自公政権による増税政策により、役所に老人が抗議のために殺到、新聞の投書欄にも自公政権への批判の声が続出、そんな中での東大阪市長選挙と滋賀県知事選の結果。
うまくいけば政権が引っくり返るチャンスであったが、北朝鮮のミサイルどんちゃん騒ぎで、再び世論がタカ派政権ペースで動くことになってしまった。
そもそも今回の事件で一体どこが得をしたのか？
北朝鮮は世界に恥をさらし、批判された。北朝鮮にとってのメリットは、裏でつながっている（？）安倍政権誕生の後押しと日本の軍国主義台頭による体制引き締め効果である。
日本の支配階層にとっても、軍国主義体制を広める絶好のチャンスとなった。
日本の軍国主義化を望む連中にとって、金正日や北朝鮮は非常に都合が良い存在である。
逆に、日本の民主化勢力にとって、金正日や北朝鮮は誠に都合が悪い存在である。
本邦初公開！テポ丼の正体とは？
http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-120.html
あべちゃんがもっとも怖れるこの関係を世間にばんばん広めましょう！
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（関連記事）
「金正日に感謝」麻生外相発言 スポーツ紙が報道
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-07-13/2006071302_05_0.html
土佐高知の雑記帳 金正日将軍マンセー！
http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-379.html
麻生外務大臣にしても安倍幹事長にしても、日本の改憲派にしても金正日将軍に感謝なんだろう。これで日本の世論はさらに右傾化し、憲法改定、徴兵制まで持っていけるかもしれないという期待は高まる。それで利益を得る軍需産業も欣喜雀躍だ。
北朝鮮にしても、日本が軍国化すれば、もっともっと国内を引き締めることが出来るかもしれないし、中国、韓国の支持と同情をえて、核武装を大っぴらにすすめることが出来るかもしれない。先軍思想にとって願ったりかなったりなのだ。
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