読者限定アンケート!日本共産党の選挙戦略

☆♪☆♪☆♪しんぶん赤旗日曜版の魅力を探る☆♪☆♪☆♪ 
                   Vol.054(70+85)部
 意外と知られていないんですが、
 しんぶん赤旗日曜版を一度読んでみて下さい。
 これがまたなかなか魅力的な新聞なのです。
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【読者限定アンケート!日本共産党の選挙戦略】
 
s(・・;) また発行が遅れました。青井清です。
 22日の日曜に行われた、大阪のどこかと関東地方のどこかで行われた選挙は、カルトパワー全開によって自創統一極右タカ派カルト政権側が圧勝という結果に終わりました。
 選挙直前には、民主党候補が急追して意外と競り合っているという報道もあったようですが、期待は見事に裏切られました。
 
 ところで、これらの選挙では、与党は自創が協力して選挙運動を行う一方、野党側は民主党日本共産党がバラバラで戦っていたわけです。
 民主党候補が自民党候補を猛追して接戦の期待が高まる一方、日本共産党の候補ははるかに及ばず、かやの外状態でした。
 そのため、日本共産党は候補を出さずに野党で選挙協力をするべき、という意見も出てくるわけです。
 まあ今回は民主党候補の票と日本共産党候補の票を合わせても自創候補には及ばなかったわけで、民主党候補の敗北に関して日本共産党は全く責任ないわけです。
 しかし、それだからこそ、超強力の自創統一極右タカ派カルト政権を倒すためには野党間の協力が必要ともいえます。
 
 かつて『世に倦む日日』の thessalonike氏が、憲法を守るためには与党批判の票を民主党に集中させよ、と書いていて、この案に関しては普段はthessalonike氏に批判的なAbEndキャンペーンの方々も賛成される方が多く、多くの方々が民主党候補を応援しています。
 
 しかし、ほんまに民主党憲法が守れるんかいな。
 ほんまに民主党教育基本法が守れるんかいな。
 つい最近まであの西村眞悟がいた政党なのに。
 
「まず集まればいい、というのが危ない。中身がなければ危ない。」
  http://plaza.rakuten.co.jp/benitoh/diary/200610240000/
とびーいとう氏も書いています。
 理念なしでただ選挙に勝つだけの選挙協力をしても仕方ありません。
 
 しかし、理念だけでもいかないのは事実なわけで。
 今回の選挙、私は投票権はありませんでしたがもしあったなら、鼻をつまみながら民主党候補に投票したでしょう。
 かつてフランスの首相だったか大統領選だったか、右派のシラクと左派のジョスパンと極右のルペンが争ったことがありました。リベラルな人々はまさかジョスパンが補選で負けるとは思っておらず、選挙に行かなかったために決選投票はシラクとルペンで行われるという悲惨な事態に。
 リベラルな人々はルペンを負かすためによりましなシラクに鼻をつまんで投票したそうです。
 
 そもそも一人しか当選しないという小選挙区制自体がおかしいのです。
 この制度がある限り、第三党以下の政党は不利になります。
 しかも、与党がカルト宗教を2つも味方につけているのだから、よほどのことがないと与党+カルト連合には勝てません。
 理念も大切ですが、選挙制度自体が腐っているのだから、その悪い制度に対応した戦略を鼻をつまみながら取る必要もあるのではないでしょうか。
 
 そこで、もし、与党カルト統一候補と野党候補が伯仲していて日本共産党に勝ち目がない場合、日本共産党はあえて候補者を出す必要があるのか、ということです。
 勝てる選挙区や意義がある選挙区に戦力を集中できるという利点もあります。
 もし野党間での選挙協力が成立すれば、小選挙区でも日本共産党候補が当選する可能性もあります。
 イタリアで成功したという“オリーブの木”のようなことができないでしょうか。
 
 ということで、メルマガを購読して下さっている読者の皆様にアンケートのご協力お願いです。
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意見交換できればと思っております。
 今回のメルマガの感想に限らず、私のブログへのご意見ご感想
など、コメントボードを活用して下さい。 
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☆選挙において与党候補と民主党候補が接戦で日本共産党
勝ち目がない場合、日本共産党は候補者を立てるべきでしょうか。
 
立てるべき       (3票) 13%
立てた方が良い     (6票) 25%
立てなくても良い    (5票) 21%
立てるのをやめるべき  (6票) 25%
その他         (4票) 17%
 
開始:2006年10月25日/締切:2006年11月02日18時
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コメント一覧
2006年10月25日00時13分44秒 お名前:独裁制をぶっこわそう!
 民主党憲法が守れるんかいな。
 到底信用に足る政党ではない。
 しかしそれでも、自創統一極右タカ派カルト政権を負かすためなら、よりましな勝てる民主党に鼻をつまんで投票するつもりです。(あくまで接戦の場合のみ)
 ●あえて立てなくてもよい
 
2006年10月25日02時44分15秒 お名前:水野松太朗
 「その他」を選択。候補者統一がベストと考えるが、
先ずは政策協定が不可欠。自民と同じ政策の人間を
政権交代候補」などと宣伝して投票を呼びかける
のは詐欺も同然。
 
2006年10月25日07時57分45秒 お名前:いしま明博
 日本共産党の主張をしながら、いろんな選択を可能な状態にしておくことが大事ではないでしょうか。
 沖縄では、全野党が、参議院でも共闘したことがあります。そういう努力を、選挙前にしかっり見せることが、「かやの外にとばされない」秘訣だとおもいます。
 
2006年10月25日13時41分55秒 お名前:tomsiva
 日本共産党の言い分は至極まっとうだし、判る。判るんだけど、青井さんの主張の方が、やっぱりわかります。ただ。前原氏みたいな、どーして自民党ぢゃねーの?って人が候補者だったら、どーにもこーにも協力しようがない。ので、時と場合によってでしょうね。ギリギリの譲歩ラインまで引っ張ってきて鼻をつまみませう、って。以前の選挙で、あまつか氏(あれ?これでよかったかな?前のレバノン大使だったか、アメリカの尻馬に乗るなと讒言した方)が立った区とか。出身県だったから、余計悔しかったなあ…。
余談ですが、昔から思ってたんだけど、日共は”引きずってくる”のがすんごくヘタ。チカラワザ使えないからとはいえ、革新協同しか選択肢はないって追い込んじゃう強さがない気がします。
 
2006年10月26日06時14分20秒 お名前:半共分子
 活動休止中の半共分子です。
 民主党が戦略的に共産党選挙協力する意思がない以上、候補は立てるべきです。本当に自民党を倒す気があるのなら、一定の支持層のある共産党に何らかの提案あるべしだと思います。そうでない限り所詮第二自民党です。
 憲法とか教育基本法といっても、マスゴミに毒された今の国民にはピンとこないでしょう。「美しい国へ」などという一発フレーズに対抗するには、「戦争で殺されたいですか?」(憲法)とか、「洗脳されたいですか?」(教育基本法)とか、ちょっと一発なフレーズも必要かと思います。
 
2006年10月26日18時10分52秒 お名前:水野松太郎
 小沢民主党は一応共産へも選挙協力を呼びかけて
います。しかし内実は「民主党を勝たせない共産社民
は自民の手先」という非難を含みつつ、「協力は求め
るが政策は他党と話し合わない。票を民主党に結集
することのみ」というもの。
 結局議員多数派であるのをいいことに共産社民を
追い詰め、民主に支持が集まったところで地方と同じ
く自民と連立し、改憲を実現させようという魂胆では
ないかと。
 
2006年10月26日21時50分24秒 お名前:独裁制をぶっこわそう!
>水野松太郎様
 確かに、「政策協定」が第一となるでしょう。
 日本共産党を支持しているブログの意見を色々と拝読していると、「政策協定」について
書かれていることが多い。「政策協定」が今後のキーワードとなるでしょう。
 小沢一郎は最近こそマイルドになったというイメージですが、かつて自民党にいた頃は
タカ派代表筆頭というイメージでした。この小沢が反・小泉安倍体制の代表者となっているのは、
良い意味でも悪い意味でも驚かされます。
 
>いしま明博様
 お久しぶりです。
 確かに、沖縄での共闘の経験は貴重です。
 確か高知でも行われていて、『無党派共産党の時代』という本が出たりもしました。
 この無党派共産党 という潮流が大きくなっていたら日本はここまで“美しくない国”になっていなかったろうに。
 この無党派共産党 という流れに危機感を持った財界が八百長二大政党制のために作り上げたのが民主党ではなかったでしょうか。
 
>tomsiva様
 戦略的にはまさにその通りですね。
 天木直人・元駐レバノン大使が神奈川で出馬した件について。
 これは、反自創協力の失敗でもあるし、民主党の失敗でもあります。
 当時の小泉首相の対抗馬として、民主党は勝ち目のある本命候補を送り込んで本気で勝つ気でした。
 そこに知名度のある天木直人さんが無所属で立候補するという話が飛び込んできて、民主党市民運動サイドでもかなりの衝撃だったろうと推察されます。
 民主候補と天木さんを一本化させるかどうか紛糾し、同じ反・小泉の立場でも食い違う結果となりました。
 この天木さんが筆坂秀世さんと『九条新党宣言』という著書を出されるのですから、複雑な話です。
 選挙協力の難しさは、単に民主党日本共産党の間での問題だけにはとどまらないでしょう。
 
2006年10月26日21時57分48秒 お名前:独裁制をぶっこわそう!
>半共分子様
 お久しぶりです。
 確かに国政や地方政治での民主党の行動を見ると、「所詮第二自民党」というのは当たっています。
 自創政権が民主党政権交代しても政治が変わるとは思えません。
 しかし、政権交代すれば全てが解決する、何もかも解決する、という“政権交代真理教”にとっては、政策は二の次でとにかく政権が変わればいい、ということなのでしょう。
(もっとも、創価学会統一教会を政権から排除するという点では評価できます。
 しかしどうせ創価学会はコウモリ政党だから、民主党に近付いて野合するでしょう。
 最初創価学会を批判していたはずの東京都の石原知事がいつの間にか取り込まれているのが好例。)
 
 今日、あるブログ(「反新自由主義」「反小泉・反安倍」を宣言し、荒らしを批判しているブログで、普段は共感して読んでいる)が、
日本共産党自民党は裏でグルなのではないか?」と書いていてゲンナリしました。
 それを言うなら、
民主党こそ自民党新自由主義を推進している財界と裏でグルなのではないか?」
と言いたいのですが、影響力の全くない私が何を言っても多勢に無勢でしょう。
  自民・創価学会 > 民主党 >> 日本共産党
なのだから、どうしても多勢に無勢で数が多い方の主張が通ってしまいます。

>「美しい国へ」などという一発フレーズに対抗するには、「戦争で殺されたいですか?」(憲法)とか、
>「洗脳されたいですか?」(教育基本法)とか、ちょっと一発なフレーズも必要かと思います。

 ううむ、これこそ私がブログで展開しているキャッチコピー戦略です。
 ブログへの復帰、お待ちしております。
 
 後、言及して下さったブログ(把握できた分のみ)
◆白頭の革命精神@ネタ切れ人民共和国統合不定期更新日記
 独自候補は立てるべきか否か
   http://s19171107.seesaa.net/article/26323309.html
◆伊東勉の「言いたい事、伝えたい事。」
 No329 野党共闘に関する記事 とりあえずのまとめ。
   http://plaza.rakuten.co.jp/benitoh/diary/200611010000/
◆土佐高知の雑記帳 「三国志」と小選挙区戦術について
   http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-492.html
 土佐高知さんが「三国志」について書いているが、「三国志」に例えると、反・自創統一極右タカ派カルト政権派が「反董卓連合軍」となってしまってはいけない。
 しかしなかなか難しいと考えざるを得ない。
 
 アンケートに関しては、結構伯仲した結果となりました。
 この質問に対して、民主党を支持する人は「立てなくても良い」「立てるのをやめるべき」を支持するのは当然のことです。しかし、選挙で実際に日本共産党に投票するのはそんな人ではありません。いわば、部外者です。
 肝心なのは、普段から日本共産党を支持して選挙でも日本共産党に投票する人がどう考えるか、です。
 このメルマガの読者の皆様は比較的日本共産党を支持している方の割合が多いと思われるので、その動向を占う意味でも興味深いのではないでしょうか。(回答数が少ないので参考にならないと言われればそれまでだが)。
 
 最近この日本共産党の立候補問題について書いているブログが多いのですが、読んでいて疲れてきます。
 日本共産党を悪し様にののしっている方もおられます。ただ民主党が多数派になって政権を取れば、少数派野党などどうなってもいい、ということでしょうか。反・安倍派は民主党支持者だけいればいいのでしょうか。日本共産党を支持している私のような弱小ブログは安倍NDで発言してはいけないのでしょうか。何だか当てつけでののしられている感じがする。そんな姿勢では野党共闘などできはしない。
 私などは民主党自民党と似たり寄ったりだが、自創タカ派カルト政権を倒すためなら鼻をつまんででも民主党に投票してもいい、と譲歩しているというのに、民主党支持者は数の優位をかさにきて共産党など存在してはいけない、叩き潰せ、と強硬姿勢である。
 もううんざりですね。
 はっきりしているのは、私のような弱小ブログが何を発言しても影響力はない、という無力感。
 今後は独り言のように時々ブログを書いていくしかない。